モニタースピーカーYAMAHA MSP3Aを導入しました!
以前からモニターSPの購入は検討していました。ただ、私の部屋にはラジカセ(実際はラジCD)を含めると、既に4種類のスピーカーセットがあり、更にDTM専用に買うのもどうかな、パワードSPだから、現有のHiFiオーディオとの両立もやりにくいしな~・・・と、なかなか決断できませんでした。
しかし先ごろついにスマホに手を出し、AQUOSケータイ機に25,000円払いましたが、その代わり楽天モバイルさんが20,000ポイントくれたので、しかもその有効期限が9月末までということで、何に使おうか迷った挙句、今の私にとって一番大事なことに使おうと考え、おそらく作品の質の改善に寄与するであろう「これ」にたどり着いたというわけです。
とにかくまず小さい!
CDジャケットや隣にある昔のKENWOODのMDコンポのスピーカーと比べても、とにかく小さい! 奥行も薄い! 横144×縦236×奥166です。
そして・・・音が良い! うーん、もっと早いうちに導入すればよかった! 食わず嫌いでした。脱帽。
私は昔(40~30年ほど前)HiFiオーディオの販売店で店員をしており、その頃のYAMAHAのオーディオ機器のイメージは「クラシック寄りの、チリチリした高音と広がりのある低音」(私に言わせれば、いわゆる「ドンシャリ」ではなく「ボンチリ」)の音であり、とてもPOPSを開放感を感じながら聴ける製品ではないと思っていました。
当時YAMAHAのモニタースピーカーと言えばNS10MやNS1000Mの時代でしたが、それらは音を聞かずに評判だけで買って行くお客さんも多く、あまり魅力を感じていませんでした。
私はむしろそれらのすぐ隣にあるJBLやALTECにばかり目が行っており、しっかり聴きこんでいなかったのかもしれません。
今回入手したMSP3A、まず音を出してみた印象は「なんだ、JBLのモニターシリーズにそっくりじゃないか」というものです。(あくまでも個人の感想です)
私は古いJBLの4312Aを持っており、日常それを聴いていますので(だいぶくたびれていて高音が出ません。今回のSP導入は高音の改善が一番の動機でした)よく知っているつもりです。もちろん全く同じと言いたいわけではありませんが、それでもこの大きさで、よくぞこの解像度、楽器の定位感とたっぷりした低音が出ます。小さな部屋でのスタジオモニターとして、十分な能力・表現力を持っています。
SPユニットやエンクロージャー(箱ですね)ももちろんでしょうが、内蔵アンプのチューニングが相当うまく行っているのでしょう。これはむしろクラシック音楽には向きませんね。現代のPOPSにピッタリの製品です。
これは前身のMSP3のマイナーチェンジ版なのですが、大きな違いはバスレフの穴が前面から背面式になったことです。以前の機種で、中低音に若干の暴れがありましたが、裏バスになった結果、密閉型に似たしまった低音や繊細さが追加され、より「モニター」本来の目的の音に近づいた感があります。
このクオリティがこの価格で手に入るとは。今どきの言葉で言えば、「とてもコスパが良い」(昔はコスト/パフォーマンス(C/P)が良いと言いましたが)製品です。これはお勧めです。4312Aに代わってこれがメインSPになりそうです。
価格はオープンプライスで、ペア4万円でおつりがくるようですが、私は今回、楽天モバイルさんのポイントバックのおかげで1万数千円で入手しちゃいました。これはとんでもないオトク。(うれしー)
今、youtubeチャンネルKenro Songsで発表する予定の10曲目にとりくんでいます。以前の曲にはモニターが良くなくてバランスが悪いものがありますが、次回以降、どれだけ改善できるか、ご期待頂ければ。
ではまた。