★Kenro Songs/旅と料理と音楽と

前期高齢者となった元・正社員サラリーマン(現在はパートタイム契約社員)は、旅と料理と好きな音楽の話と、オリジナル曲の制作で余生を過ごすのです。

You Tube チャンネル9曲目「雪景色(Part1,Part2)」を公開しました

 2年目のGW(がまんウィーク)いかがお過ごしでしょうか?

 2021年最初の曲は、もう初夏だというのにタイトルが「雪景色」・・・。本当は2月には完成させるつもりでしたが、仕事が忙しくまたもや古い音声データとの格闘・アレンジのやり直し・アナログ音声でのミスの修正などで、時間がかかってしまいました。 

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愛用のKORG: KROME88 nanoPAD2 SONY:MDR-CD900ST です。

 たまには「歌謡曲」っぽいものもやろうかな・・・と言うわけで、こうなりました。マイナーでアップテンポで暗い歌詞、そしてバックのオケはハードロック(古い!) 。

 更に古さを強調するのが、Part1とPart2の二部構成をメドレーでつなげているところですかね。70~80年代に結構流行りましたし、私が一番好きなChicagoのお家芸みたいなところもあって、現代は誰もやらない手法だと思います。曲全体が長くなっちゃうし(またしても5分超です)でも自分としては切りようがないんです・・・。

 

 ではいつものように、御用とお急ぎのない、暇で暇でどうしようもない方、変なものを見聴きしたがるモノ好きな方、何があっても冷静でいられる方、めったに怒らない気の長い方、5分間耐えて聴いてみていただけますでしょうか。

 よろしくお願い致します。

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またしても、古い音源を再利用しています

  もともとこの曲を作詞作曲したのは1996年、38歳の時です。翌年、ハードディスクレコーダーに録音しておきましたが、今回その音声を引っ張り出してLogicにコピーし、リード・ボーカルとギターの音のみ採用して、他のパートは今回あらためて打ち込んでみました。

 本当は全パートを再録しようと何度も試みましたが、どう頑張ってもあの頃の声のハリが再現できません。コーラスはかろうじて今の声ですが、リードボーカルは39歳の時の私です。

バンドサウンドには、こだわりたいのです

 バックのサウンドはやっぱり70年代です。長年バンドをやってきたのでバンド目線でしか考えられないんですね。もちろん本当は一人でやっている「なんちゃって/ぼっちバンド」なんだけど、むしろバンドのシミュレーションにはこだわりたいのです。 

 現代のPOPSのサウンドは、バックの演奏がパソコンであって、「ひと」を感じられません。それじゃやっぱり味気ないので、人見知りで偏屈で友達のいない私ではありますが、「気心の知れた友人たちとバンドをやってます」の体で、大所帯のバンドをシミュレーションしています。(結局、パソコンですけど・・・)

 

 今回のバンドは、Ds、Bs、LeadG、RhythmG、Key1(Ep,Org)、Key2(Ap,Synth)、WoodWinds(Flute)の7人編成。ボーカルとコーラス1、コーラス2は演奏しながら・・・という想定です。

 ちなみに我がバンドのメンバーは他にPercussin1人、金管1人、弓弦が2人いるので最大11人編成になりますが、曲に応じて編成と人数が変わるのです。・・・あくまでも架空の話ですが。

Logic Pro Xのアナログ音声編集機能 ”Frex” について

 何度か話題にしていますが、それにしてもLogic Pro Xの”Frex”の機能・性能は素晴らしいし、ありがたい! 本当に助かっています。

 巷では「Melodyneのほうが上だ」という声が多いようですし、比較したこともないのですが、アマチュアの私にはとりあえずこれで充分かな。何しろこれはプラグインではなくソフトウェア本体の標準機能なのですから、本体価格の安さも相まってコスパは抜群です。 まだまだ使い込んでいないし!

良く使う機能

Frex Pitch

 ボーカルやベース、リードギターといった単音データの音程(Pitch)を修正できます。私の歌は微妙に半音ずれていることが多いのですが、それをほぼジャストに修正できますから、音程のあっていないコーラスの気持ち悪さを、かなり解消できています。

(それでも気持ち悪いのは、そもそもの声質や発声方法、コンデイションの問題・・・)

 

Frex Time(Slicing)

 ボーカルはもちろん、ギターやBassなどの「アナログ音声」の発音タイミングを前後に移動させることができます。これはもう「魔法」ですね。今回一番意識したのが、打ち込んだDrumsのアクセント(バスドラやシンバル)と他の楽器の発音タイミングを合わせることでした。Frexで解析をかけると、勝手に音声の頭にカーソルを置いてくれます。こちらはDrumsの打点にマウスでカーソルを移動させるだけです。

 この曲では最後に演奏の速度がだんだん遅くなって(リタルダントして)終わりますが、この一切クオンタイズしていない打ち込みDrumsに対して、全体のタイミングを合わせる処理により、バンドの息の合い方が表現でき、スピード感・タイト感が増します。(と言ってもあまり追い込んでしまうと、ヒューマン感がなくなってしまうと思うのでほどほどにしていますが)

 曲の最後でオルガンだけが残る直前、バスドラとBassで「どーん」と一発鳴らしますが、そこが気持ちよくできたので気に入っています。(本物のBandでは、DrumsとBassがアイコンタクトしてタイミングを合わせるんですけどね)

 

 この歳で、自分の曲を演奏してもらうためにメンバーを集め、息を合わせたバンドが作れるわけでもありません。これからも引き続きLogic君にはお世話になりますか。

 

 いつもご視聴頂き、誠にありがとうございます。YouTube上のGoodかBad、またはご感想のコメント、お待ちしています。

 

ではまた。