★Kenro Songs/旅と料理と音楽と

前期高齢者となった元・正社員サラリーマン(現在はパートタイム契約社員)は、旅と料理と好きな音楽の話と、オリジナル曲の制作で余生を過ごすのです。

SONY MDR-CD900STを買いました

 長年使っていたヘッドホン(SONY MDR-Z500)がだいぶくたびれてきたので、思い切って、ついに、あの名機 MDR-CD900STを買いました! 

 SONYのメーカー本体ではなく、CDやゲームソフトのSMC(SONYミュージックコミュニケーション)さんが販売しているのはちょっと驚きました。

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MDR-CD900ST

 1985年、私がまだ20代でオーディオ店の販売員としてヘッドホン担当をしていた頃、前身である「MDR-CD900」が発売されました。当時は確か25,000円位だったと思います。

 CD900STはそのマイナーチェンジ版で、1989年の消費税導入後(物品税が廃止された結果)抑えた価格で発売されました。金メッキ接点ブーム以前の設計だから、プラグがシルバーのままです。でもあの時から、モニター用として間違いなくNO.1の音質と思っていましたが、久しぶりに使ってみると、やっぱりそうでした。

 基本のスペックがそもそもいいし、一つ一つの音がくっきりはっきりしています。でも最大の特徴は、音の違いや変化が聴き分けられること。

 

 一番すごいのは、DAW上で各パートのエフェクトの設定を変えたときなどの音の変化が、明確に聴き分けられるんです。

 例えば、録音済みのエレキギターの音を聴きながら、プラグインのアンプシュミレーターでプリアンプやキャビネットの設定を変更したとき、音の違いがはっきり聴き取れます。 また、ボーカルのエキサイターやリバーブのかけ具合の調整なんかも明瞭になります。「どっちがいいかな~」なんて悩んでいた部分が、「あ、こっちがいい」と、瞬時に判断できるのです。これは大きい!一層やる気が出ます。

 作業効率もグンと上がりますね。良いモニター機材を使うということは、こういうことなんですね。分かっているつもりだったけど、体験として分かっていませんでした。もっと前から買っておけばよかった。

 

 ではまた。

 

 

 

ELOのヒュー・マグダウェルさんが亡くなられました

 またまた訃報です。

 Electric Light Orchestra の初期メンバーでチェロ奏者のヒュー・マクダウェルさんが、11月6日に亡くなられたとのことです。

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元ELOのチェリスト、ヒュー・マクダウェルが65歳で死去 | NEWS | MUSIC LIFE CLUB

 この写真は1978年にロンドンのウェンブリースタジアムで行われたコンサート(アウト・オブ・ザ・ブルー・ツアー)のライブLD(レーザーディスク)のジャケットです。左上のチェロ2名の左側と、右下の写真で立ってチェロを弾いているのが彼。カッコよかったな。65歳って、私と5歳しか違わないじゃん!

 ELOは当時このツアーの直前に来日し、武道館でコンサートを行いました。確か同時期にBob Dylanも来日して、多くの友人はそちらの話題で持ちきりでしたが、私は断然ELO! 友人にはELOファンがいなかったので一人で見に行きましたが、寂しいどころか大満足のコンサートでした。

 2階席の前のほう、けっこういい席でした。設備上の問題があって大きなUFOのセットはできないようでしたが、緑色のレーザー光線は出まくりで、目でも楽しく、ヒット曲オンパレードの充実ライブでした。英語の歌詞なんてテキトーですが、とりあえず全曲一緒に歌える! こんなこと後にも先にも他にありません。すばらしかった思い出です。その中でヒューさんを、直接見て・聴いていたんですね。その節はありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

 

 さて、ELOことJeff Lynneさんは、1年ほど前に最新のライブ音源と映像を発売しています。こちらも今年、入手しました。

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 40年たっても、基本的にセットリストはほとんど変わっていません。アレンジもほとんどスタジオ盤通りです。すごいことに、70歳過ぎているのにJeff本人の声のキーも変わらずです。さすがに何曲かで一番高い所をバックコーラスに任せているところもありますが、ファルセットも基本的にしっかり出ています。

 変わったところと言えば、やはり全体の雰囲気と言いましょうか、若い頃はギラギラしているし曲のスピードも走り気味でしたが、ここではゆったり、噛み締めるように演奏してくれます。観客も当時からのファンが多いようで、タテノリではありません。

 

 それから、バンドメンバーが一新されています。初期のキーボード奏者、Richard Tandyさんだけは在籍しているようですが、このコンサートには不参加。

 若いメンバーによるタイトな演奏は歯切れよく精密で、曲の良さ・アレンジの良さが浮き彫りになります。ドラムもBev Bevanのようなもっちゃりしたドラミングではなく、軽快で聴きやすい。

 全体として集大成に相応しい演奏です。Jeffさんも幸せそうで、いいライブです。

 往年のアーティストが幸福な晩年を送っているのを見届けるのは、いいもんですね。

 

ではまた。

 

神戸:手塚治虫記念館へ行ってきました

  今回も「音楽」の話題ではありませんが、偉大なクリエーター/ストーリーテラーについて話をさせてください。 

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「大阪・神戸エンタメ・B級グルメツアー」の後半は神戸です。

 よしもと新喜劇を見た翌日、妻と義兄の嫁さんを宝塚大劇場にある「Salon de Takarazukaステージスタジオ」に連れてゆきました。ここでは、歌劇のスターと同じ衣装に身を包み同じ化粧をして、ポーズを取りながら記念写真取ってもらえる「メイクステージ(舞台メイク)」というサービスがあります。妻から「一生に一度でいいからやってみたい」という依頼があり、2か月前にnetで予約をしていました。

 所要時間は約2時間とのこと。さすがにただ待っているわけにもいかないので、私と義兄は、暇つぶしもかねて、宝塚劇場のすぐ近くにある「手塚治虫記念館」を見学に行きました。

www.city.takarazuka.hyogo.jp

  なおB級グルメツアーの詳細はもう一つのブログをご覧ください。 kenro1601b0.hatenablog.com

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 訪館の2日前、今年2018年11月3日は、「漫画の神様」こと手塚治虫先生の生誕90年だったそうです。宝塚市は手塚先生が5歳から20年間住んでいたところで、それを記念して設置されたこの記念館では、手塚さんの作品や関係する資料などを集めて常設展示しています。

 手塚先生は17歳でデビューしていますから、ここ宝塚市は「天才漫画家・手塚治虫」のまぎれもない「故郷」なんですね。「宝塚市立」=公立というところがすごいです。

 

 「火の鳥」のモニュメントを見ながら入館すると、物腰穏やかな女性スタッフさんが迎えてくれました。

 1階ではデビューの頃からの作品(単行本)のいくつかが、カプセルに入った形で展示されていました。また奥のミニシアターで20分のオリジナルアニメ「オサムとムサシ」という映画を上映していました。第二次大戦中、子供時代の自然や虫たちが大好きな手塚少年が、隠れてノートに漫画を描いていたころのお話。「紙の砦」という作品に描かれていた自叙伝の一部をアニメ化したもののようです。

 エンドロールを見ていて、プロデューサーは手塚さんの息子の真さんだということが分かりましたが、その後、監督:りんたろう 音楽:冨田 勲という二人の巨匠の名が入っていて、東映動画ファンでもある私は、驚きとともにしみじみしてしまいました。

 

 2階ではフランスで開催された「アングレーム国際漫画祭」の凱旋展が行われていました。手塚作品の単行本や漫画原稿の一部(印刷直前の、ホワイトや吹き出しの写植文字も生々しいもの)を、作品ごと・時代ごとに展示し、その作品の書かれた事情や手塚先生の工夫や苦悩まで、詳細に深堀して解説していました。

 ロシアの文豪ドストエフスキーの名作文学を漫画化した「罪と罰」などもあり、私はけっこうリアルタイムで読んでいましたので、「ああ、この作品はそうだったな」「この場面は読んだことあるなー、こんなふうにホワイト(白いポスターカラーによる書き損じや汚れた部分の修正)が入っていたのか」など、懐かしさを感じながら見学しました。

 

 ちなみに、私は小学生の頃は漫画小僧で、毎日学校から帰ったあとは書店に行き、一日2時間くらい漫画雑誌の立ち読みをするほどでした。その頃私の将来の夢は「漫画家になること」でしたし、中学校時代は自分で画材を買ってA4ケント紙に墨汁とスクリーントーンで漫画原稿を書いたりしていました。(ろくなものは書けませんでしたが) 手塚さんが主催した半分同人誌のような雑誌「COM」も、毎号購読していました。〈館内にCOMの展示もありました)

 

 2階の奥には、昔、講談社が20年くらいかけて刊行した「手塚治虫漫画全集」があり、自由に読むことができます。私は一番読みたかった「ふしぎな少年」を一心不乱に読んでしまいました。

 この話は、四次元のことがモチーフになっていて、ある中学生の少年が四次元に迷い込んだことから時間を止める能力を身に着け、それを利用して悪者をやっつけ市民の平和を守ってゆくお話で、どんなに凶悪な外国のギャング団が暗躍しても国際問題にはならず、一般市民目線での勧善懲悪が実現していて(当時、自分にはそんな語彙はありませんでしたが)安心して楽しめる作品でした。 

 自分の年代で手塚治虫さんと言えば、1950年代後半から60年代一杯くらいまでの、SFに根ざした冒険もの・ミステリーものを連続して書かれていた時代が一番好きですね。(私は1958年生まれ)

鉄腕アトム」:「地上最大のロボット」が一番好きかな。(いづれ人口が減少した日本は、アトム一家のようなロボット家族が人間と同じように生活する世の中になるのでしょうか?)吾妻ひでおさんも言っていた通り「ホットドッグ兵団」は本当にかわいそうだった。「地球最後の日」は、タイトルはすごいけど話とキャラクターが今一だなと思っていましたが。

「フィルムは生きている」:主人公・宮本武蔵のアニメーションへの一途な思いが感動を誘います。ライバルの漫画家・佐々木小次郎が意外といい奴だったのも泣けた。作曲家ベートーベンの「ハイリゲンシュタットの遺書」のエピソードを学んだのは、確かこの漫画です。

「ビッグX」「マグマ大使」「W3」「フライング・ベン」「どろろ」「バンパイヤ」「グランドール」:異形の人間、人間と動物/人間と鬼(異生物)との間(混血ではない・・・今で言うハイブリッド)の生物という概念に心を奪われた作品群。

「バックネットの青い影」なんて、怖かったなあ。 部屋の中を何度も振り返りながら読みましたね。

 私は手塚治虫さんと藤子不二雄(特に藤本弘さん)に、情操教育をしてもらったようなものです。一番学んだのは「正義感」だったと思います。

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(館内案内パンフレット)

 手塚治虫さんは1950年のデビュー以来、常に漫画界の第一線で売れっ子作家として地位を築き、アニメーション制作会社(虫プロ)の設立などもあり、現代ではすっかり「漫画の神様」と賞され、その人気・実力の評価は不動のものですが、しかし1970年代、一時人気に陰りが出た時期があります。

 当時は、漫画雑誌の主流が月刊誌から週刊誌に移る時期でしたが、毎週必ず複数の雑誌に手塚作品が乗っていました。しかしその後は時代が変わり読者が成長・成熟したことに伴い、劇画ブームや青年向けコミック誌の台頭が起こった結果、漫画も夢物語ではなくリアリズムに走らなければ受けない(売れない)時代になり、手塚さんは時代に合わせて作風を変え、だんだん子供向けの作品は描かなくなってしまいます。

  当時、中学生になった私は、あの「楽しい、わくわくする手塚漫画」はすっかり影を潜め、画風が大人向けに変わり、ストーリーもリアルでシュールな現実を突きつける、身もふたもないものに変わったことを感じていました。

 私はそれでもファンでしたから、しばらくの間は中学生のくせに青年誌まで手を伸ばして読んでいましたが、いつの間にかテーマが重くなり、ハッピーエンドが期待できなくなり、したがってだんだんと読後感が悪くなり、中には吐き気がしそうなものもあり、しだいに私は手塚ファンではなくなってしまいました。

 そして子供時代にあれほど愛した、素直で・純粋で・強くて・可愛い「鉄腕アトム」を、作者自らが貶め、汚し、古くて役に立たないものの象徴としてゴミのように扱った「アトム今昔物語」を読むに至り、私は深く心を傷つけトラウマを作ってしまいました。

 そのトラウマがどうにか癒され、手塚作品をリアルな人間ドラマとして通読することができるようになったのは「火の鳥」だったでしょうか。それでも「復活編」での重要なキャラクターであるロボット「ロビタ」は、今でも心の中に刺さったままの「トゲ」なのですが。

 ちなみに、火の鳥復活編とロビタに関しては、古今亭凡渡さんという方が2年前に

下のブログで詳細を解説されています。ご興味のある方はどうぞ。

bond-kokontey-bond.hateblo.jp

 

  当時、幼稚園でいじめにあい、小学校でも主流グループの動きを遠巻きに眺めるしかできなかった子供の私が、浮世を忘れて夢中になれる「娯楽」だった手塚漫画が、やっと多くの主人公達と同年代になって「これからいよいよ満喫できる」と思ったとたん、流行や社会問題を定義し考察し「悩ましい現実をつきつけるメデイア」に変わっていってしまったんですね。

 今にして思えば、それは漫画と言う表現方法そのものが、今日、日本人の文化や精神的アイデンティティまでも表現する大きなメソッドとなり、Cool Japanと言われるほど称賛を浴び、世界中の少年少女までが夢中になるギガメディアとして成長するに至る過程で、逃れることのできない「脱皮」あるいは「洗礼」だったのでしょう。

  当時、手塚先生はその流れに乗って、自分がトップを走って育ててきた漫画の世界においてもう一度トップを取り戻すために苦悩し、漫画を単なる子供のための暇つぶしの道具から、真のトータル・エンタテインメントのための新しいメディアとして確立させるために、更なる努力を続けておられたのだと思います。その働きかけがあったからこそ、そのDNAを引継ぐ後進の作家〈大友さんやら浦沢さんやらetc.etc.〉が世に出て、世界中の評価を受けるに至ったのでしょう。

 改めて見直してみると、手塚治虫は「漫画の神様」と言われますが、ここで言う「神」の「技」とは、それまでの、子供向けのおとぎ話の延長でしかなかった「漫画」とはちがう、現代に血がつながるホモサピエンスのような「マンガ」や「アニメ」を生み出した造物主であること、その種の子孫のために基本のメカニズムや多様性をいくつも生み出し、定義し、DNAに書き込んで残したこと、ではないでしょうか。

 手塚先生は平成元年2月に60歳で亡くなられています。今の私と同じ年齢ですが、今にしても手塚先生の足元にも及ばない自分の凡人ぶりを、改めて思い知らされた気がしました。

  記念館の中に滞在したのはわずか2時間ほどでしたが、私の中では時間が止まり、50年以上の過去にタイムトリップした思いで、ただただ童心に帰って立ち尽くしていました。手塚治虫=本当に偉大な才能でした。 

 

 なお「手塚治虫記念館」は、リニューアルのため2018年12月25日から2019年3月31日まで休館とのことですので、これから行こうと思われる方はお気を付けください。

 今回、ちょっと思い入れが強すぎましたかね。ではまた。

大阪:「なんばグランド花月(NGK)」で、よしもと新喜劇を見てきました

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 11月3日から6日までの日程で、大阪・神戸へエンタメとグルメ目的の小旅行に行ってきました。「音楽」テーマとはちょっと違いますが、エンタテインメント(ライブ)の話題ということで書かせてもらいます。

 私も妻も「お笑い」は大好きで、子供の頃からいろいろ見てきました。今は東京MXTVで毎週火曜日に「よしもと新喜劇」の舞台中継があり、毎週見ている中でやはり生で見たい!という気持ちが沸き、チケットを予約して行ってきました。

 チケットは「チケットよしもと」のサイトで、公演日の3か月前から予約することができます。今回のチケットは、8月下旬の予約受付開始日の開始時刻直後に申し込んだため、なんと最前列Aの18・19席が取れたのです。

 

 前日の昼頃大阪に入り大阪城を見学。翌日、水族館の「海遊館」で巨大ジンベイザメを眺め、その間、なんば・千とせ(NGKの1階)の「肉吸い」、新世界の串カツ、道頓堀のたこ焼き・お好み焼き/ネギ焼きと、大阪粉もんグルメを堪能した後、午後3時に劇場へ入りました。

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(1階が入場券売り場、2階が劇場入口です)

 

15時45分、開演のブザーが鳴り、前説の女子グループの後、さっそく演芸が始まりました。

1組目 漫才:ラフ次元

 キャラクターに嫌みがなく、元気があって滑舌が良い。台本がもっと良ければ、今後出てくるであろうコンビだと思いました。

2組目 漫才:アキナ

 やはりおもしろい。実力があります。幼稚園児が言う「バブゥと言うほど子供じゃない、公文行くほど大人じゃない」というセリフにはまりました。

3組目 落語:桂 小枝

 TVのバラエティ番組で見るような「下っ端」感はまるでなく、もうすっかりベテラン感を醸し出しています。特に話は語りませんでしたが、ギャグ満載で場内を沸かせていました。

4組目 漫才:Wヤング

 大阪伝統のしゃべくり漫才。ボケの平川さん、77歳でようやる。相方・佐藤さんも64歳なのに舞台中を走り回って若々しい。ギャグはベタだけど。これも大阪。

5組目 漫才:メッセンジャー

 朝のTVのワイドショーで見た人が舞台に! 「大阪のおばちゃん」いじりで観客の大阪のおばちゃんが大笑いしていました。エネルギッシュでパワーがあります。

6組目 落語:月亭八方

 若い頃TVの「やんぐおーおー」で、若手落語家ユニット「ザ・パンダ」を名乗っていたころから見ていましたが、今や大阪の大御所。よしもとに入って50年だそうです。大阪落語の正統派の口調ですが、表現力豊かで爆笑の連続でした。

7組目 漫才:中田カウス・ボタン

 こちらも結成51年とのこと。カウスさんがボタンさんの浮気癖などをからかういつものネタですが、何度聞いても「間」の取り方、イントネーションが面白い。安定と円熟の境地。

 

 第一部の演芸はこれで終了。休憩の後、いよいよ新喜劇が始まります。

よしもと新喜劇

 酒井藍ちゃんが座長。「仲居さんは小学生」というタイトルで、旅館が舞台の新喜劇お得意のパターンです。TVでは12月に放送されるとのこと。いつもTVで見るより舞台が小さく感じましたが、なにせかぶりつき。俳優さんの生の声が直接聞こえ、迫力が違います。

 

藍ちゃんは声がよく通ってカワイイ。自然と中心になっている。

Mr.オクレさん、不健康を売りにしているが、結構りりしい! 

池乃めだかさん、背は低いけどオーラが違う!

浅香昭恵さん、「ブサイク」で売ってるが、60歳にしては若くてピチピチしてる。

諸見里くん、以外に滑舌が良い!

森田マリコンヌかわいくてセクシー! 身体のキレが違う。

鵜川さんも見られるとは。

皆がキラキラして、トップアクターですね。憧れのオールスターです。素晴らしい!

 

夕方6時過ぎに終了。劇はギャグ満載で大笑い。面白かったー。次は辻本座長、すっちー座長の回も見たいですね。近ければ何度でも来たいです。本当に堪能しました。

 

DTMの手順と楽譜について

 DTM ミュージシャンの皆さん、楽譜はどうしているんでしょうか。

 

 私の場合、当然自分一人ですから、楽譜は使いません。

 そもそも基本的に楽譜は読めません。小学校時代に学んだ楽譜の基礎知識はかろうじてあるので、クレシェンド・デクレシェンドとか、コーダ、ダルセーニョとか、一応意味は知っていますが、フォルテだの言われても基準がないからどれだけ強調するのか分かりませんし、そもそも楽譜を見ても音程が出てこないので、意味がありません。

< 曲データ入力の手順>

 曲作りは、まずイントロやサビのリズムとメロディ、キーワード程度の歌詞から始まり、何百回も頭の中で反芻するうちにだんだん前後を膨らませ付け足しながら、アレンジも同時進行で作って行きます。ここまではほとんどすべて頭の中です。

  曲ができたら、次にパソコン(Logic)に向かいます。入力(録音)する順番は、

  1.ドラムス

  2.ピアノ系(コード・バッキング)

  3.仮ボーカル

  4.仮コーラス

  5.ベース

  6.金管楽器

  7.ストリングス

  8.ギター

  9.ギター/シンセ(リード楽器)

   10.パーカッション

      11.全体修正

   12.本番ボーカル

      13.本番コーラス

 だいたいこんな順番で作っていきます。

  ドラムスとピアノ・シンセ系、管・弦系は打ち込みですが、ボーカルとコーラス、ギター・べ-ス(手弾き)はオーディオインターフェース経由で録音します。

   そこで問題なのは、そもそも楽器を使ってメロディを作っていないので、

コード進行(コードネーム)が分からない

ということ。

 まぁそうは言っても、結局循環コードになってたりするんですが、アレンジまで完成した曲が頭の中にあっても、その段階ではコードがまったく分かりません。

 

 そこでコンピュータに入力する中で、最初のドラムスの入力で曲の進行が決まったら、次のピアノ系の入力でLogic君から「それDですよ」なんて教えてもらいながら、コードネームを確認してゆき、コード進行が判明します。

 その後はスムースに入力できてゆくのですが、ギターのパートになると、別の問題が発生します。すなわち、

ギターコードの抑え方が分かりません。

  ローコードのシンプル系のものは一通り知ってはいますが、ハイコードの抑え方が今一つだし、うっかりディミニッシュなんて使ったらローもハイもさっぱり判らないし、前後の関係でローとハイのどちらを使ったら良いのかも判断できません。

 そこで、どうしても自分用のギターコード譜が必要になってきます。歌詞の上にコードの抑え方が図示されている、アレですね。どうやって作るか。

  私は、仕事でWindowsパソコンを、OS3.1の時代から30年以上使って来ましたので、どうしても発想が「MS-Officeでどうするか」になってしまいます。

 結論として、ギター譜はExcelで作っています。

 

<作成手順>

Excelで、縦3行横4列程度を一単位として(4/4拍子の場合)枠線を引き1小節を作る(1行目:小節番号を記入 2行目:コードネームを記入 3行目:歌詞を記入)

②1小節を横にコピーして、単位となる小節ブロックを作る。改行の際は小節番号が引き継がれるようにしておく。(セルとセルの間は、後でコード図を貼り付けるための余白として、4行程度の空白を開けておく)

③A4サイズ1ページ横に4小節が入る程度に幅を調整する

④イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ・アウトロなどの各部分を作る(色を変えると分かりやすい)

⑤セルの中に歌詞を書き込む(シンコペーションなどのタイミングを正確に反映させる)

⑥各部のコードネームを歌詞の上に書き込む

⑦曲の進行に合わせ、繰り返す部分をコピーして並べる

PowerPointでコード図を作り、「*.gif」画像を作って保存する

Excel上にコードに合わせたgif画像を貼り付ける

 

PowerPointはこんな形です。 指定した部分を画像として保存します。(下はパーツ)

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 なお、コード図を作るとき、こちらのサイトを参考に使わせてもらい大変重宝しています。誠にありがとうございます。

 「ブルースギター初心者講座 a-ki's factory. https://www.aki-f.com/chordbook/

 

 PowerPointでの注意点として.gif画像を保存するとき、ローとハイの2種類を同じコードネーム名で保存することができないので、名前に空白を入れるとか番号を付けるとかする必要があります。

 画像の形式は.gifではなく.jpegでも良いのですが、そんなに鮮明である必要はないので、データ量を軽くするためgifにしています。 

■できあがったギター譜 

 原曲のキーはE♭なのですが、ギターでは大変なのでCキーにして4カポで対応することにしました。シンセのキートランスポーズを3上げて弾き、コードネームをLogic君に教えてもらいました。(何せ、音楽理論を知りませんから・・・原始的ですね)

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 なんかもっと効率の良いやりかたがあるでしょうか。

ではまた。

2曲目 スパゲティ・ナポリタン 歌詞

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2曲目にとりかかります。

ナポリタンは自宅で時々作ります。ある日の光景を歌にしました。

(写真は2018年11月22日の昼食で作ったナポリタンです。ウィンナーをたくさん入れました)

歌詞は私、kenroの著作物ですので、無断で複製・二次使用することはお断り致します。

  

スパゲティナポリタン

 

イタリアのナポリには 無いんだってね

子供の頃から知ってる スパゲティナポリタン

君が瞳 うるませて せがむから

それじゃ 作ってみようかな こだわりのB級テイスト

 

僕は野菜が好きだから あれこれ入れるよ

タマネギだけじゃさみしいから 人参も少し

アスパラガスは 噛めないから ピーマンで代役

ナスとシメジ ああ分かってる ウィンナーはたくさんね

 

スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる色香り 魅惑のパラダイス

 

にんにくと鷹の爪 ついつい多めに

オリーブオイルもたっぷり 白ワインとコンソメ

健康にちょっと 気を使って 塩茹ではノー

アルデンテなんて 茹で加減 ここではいらないよ

 

野菜たちを炒めたら 茹で麺を投入

オリーブオイルを追加 茹で汁も4、5杯

麺は水気 吸いまくりで グズグズにしよう

トマトは我慢して入れないよ 上品になりすぎるから

 

スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる色香り 魅惑のパラダイス

 

君はニコニコいそいそと 食卓の用意

タバスコソースは必需品 パルメザンとパセリ

コンソメスープと サラダを 並べたら

さあ いただきましょう この瞬間に乾杯

 

君はどんなに辛くても タバスコを振る

キラキラ汗をかきながら ふうふう頬張る

「おいしいね ありがとう」って言ってくれる時

ああ幸せ なんだなって 噛み締めているのさ

 

※スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる色香り 魅惑のパラダイス

スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる味香り 究極のアオシス ※

(※~※繰り返し → Fade Out)

 

いかがでしょうか。ちょっと長くなってしまったので、スピードのある軽快な曲にして、聴いていて飽きない工夫を入れなければなと思います。

サビは精一杯キャッチーにしよう!

 

ではまた。

自問自答

 おかげさまで、私のDTMライフもだんだん軌道に乗ってきました。

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 以前に歌詞を公開した1曲目:Powewrfull Smile が完成間近です。と言うか、これ以上もう歌もギターもベースもうまくならないし、アレンジのアイデアも尽きたし、あまり1曲に時間をかけすぎても年を取るばかりだし・・・。荒削りですが、いったん終息することにしました。これから2chにミックスし、完成としたいと思います。

 さて、これをどうやって一般公開したら良いのだろうか、おじさんは自問自答しています。

 

自問自答の①

 サウンドデータを再生できる機能があるよね。

→どうやって貼り付けるのかなあ?

 

やっぱり何はなくとも You Tube ですかね?

→ 音はMP3にできるけど、動画がありません。

 

動画ってどうやって作るのかな?

Windows Movie Maker ってソフトでできるらしい

→え、MSでは配信終了? サードパーティで供給しているのか・・・

 

静止画でもいいか?

→ ちょっとつまらないかな。

 

歌詞だけスクロールさせる?

→ うーん、工夫がないよね。

 

んじゃ、自撮りビデオで歌う?

→ いやー顔出しの自信ない・・・。こんな頭の薄くなりかけた初老のオヤジが歌っていても、恥さらしなだけでしょう。音痴で下手だし、最初の1秒で秒殺でしょう。

 

やっぱり音だけにするかな・・・ううう、どうしよう???

→堂々巡り。

 

自問自答の②

 せっかくだから、どこかの新人オーディションに送ってみるかな?

→ それも恥ずかしいね。それに新人って、受からないでしょう。良い歳して。

 

年齢不問って書いてあるけど・・・

→ まさか60歳が応募したりはしないだろう? 普通・・・

 

とにかく、何らかの音源を公開しないと、せっかく作った甲斐がないし、やってるやってるってブログに書いても、公開しなければホラ吹き親父になってしまうし。

→ よし、なんとかしよう。近日公開! ってまた堂々巡り。