やっぱり古典SFっていいですね
大昔の話ばかりで恐縮です。
子供の頃学校の図書館で読んだSF小説のことを急に思い出し、無性に読んでみたくなりました。検索してタイトルや作者が分かったので、近所の区立図書館で探しましたが、見つかりません。・・・でも良い時代ですね。Amazonで見つけて購入しました。
タイトルはこれ。
E・ハミルトンは1904年生まれのSF作家で、キャプテンフューチャー・シリーズで有名・・・と言ってももう誰も知らないと思いますし、自分も読んだことはありません。
ウルトラマンの円谷プロが作った特撮TVドラマシリーズの中に「キャプテンウルトラ」というのがありましたが、その原型になった作品だったそうです。それも前時代の話ですね。
表題作の「フェッセンデンの宇宙」は、ある科学者が人工的に極小の宇宙(世界)を実験室で作ってしまうという、実に荒唐無稽な話です。
この文庫は短編集ですが、キャプテンフューチャー・シリーズよりも以前に書かれた作品群です。しかし、どの短編もそれぞれとんでもない着想の元に書かれたものばかりで、ものすごくプロットのしっかりした話ばかり。それぞれの短編で1本づつ映画ができそうです。
近頃ハリウッドでは、日本のアイデアで映画を作ることが多くなっていますが、以前公開された私の好きな「火星のジョン・カーター(作:E・R・バロウズ)」とか、の続編と合わせて、ぜひ作ってほしいですね。「アイ・ロボット」はアシモフの作品にインスパイアされたと思われるし、古典SFに素晴らしい素材はいっぱいあると思うけどなあ。
ではまた。