★Kenro Songs/旅と料理と音楽と

前期高齢者となった元・正社員サラリーマン(現在はパートタイム契約社員)は、旅と料理と好きな音楽の話と、オリジナル曲の制作で余生を過ごすのです。

audio-technica のAT2035を導入しました。

 一カ月以上、Blogの更新が滞ってしまいました。もし待っていた方がいたとしたら、大変申し訳ありませんでした。Blogに飽きたのではなく、音楽を辞めてしまったわけでもありません。これまでの間、前回書ました「社会人向けセミナー」の対応で忙しく、まったく時間がなかったのです。

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audio-technica コンデンサーマイクAT2035

 その社会人セミナーとは「今どきの職業作曲家とはどういう仕事か」を教えてくれるセミナーでした。作曲家になるのは無理ですが、興味があってつい野次馬根性で申し込んでしまいました。

  1月の半ばから通い始めたのですが、「若手歌手・グループ向けの曲を作る」ことを実際にやってみるという課題が出て、その対応のためひたすら音楽を作っていたのです。

 なにしろ締め切りがありますし、他の受講生もいる中でプロの講師(現役の音楽プロデューサー)から公開添削を3回受ける(=3曲作る)スケジュールになっており、とにかく言われた条件をクリアするようなテーマでちゃんとしたものを作る必要があり、その作業に没頭していました。一応添削の講義が終わったので、Blogを書く余裕が出てきたというわけです。

 

 それにしても、わずか2カ月足らずの短期間に3曲作るというのは(実際には仕事の都合があって結局2曲しか完成しなかったのですが)、提出できなかった曲も含めて4曲着手しましたので、なかなかヘビーな状況でした。

 セミナーは私のほかに才能のある若者ばかりが参加していて合計10名ほど。私が作る「音」は他の若者が作るものと根本的に違っていて、世代のギャップも感じました。

 私なりに精一杯作ったつもりでしたが、評価としては「一応一通りできるようだが、とにかくメロディが古臭い。昭和みたい」というもので、「やっぱりかー」と思いました。

 なにしろ私は日常、70年代から90年代にかけての曲ばかり聞いていますから。今どきの若いアーティストに向けての曲を作るなんて、到底無理ですね。HIP HOP以前の世代です。体に染みついているし。

 「流行作家になる」ためには、やはり現代の音をしっかりキャッチアップしていないとダメなんですね。このギャップは予想以上に大きいと感じました。

 

 自分はバンドをずっとやってきた人間なので(別に上手かったわけではありませんが)、どうしてもオケをバンドで考えてしまいます。しかし今どきのオケは、生バンドのシミュレーションではないんですね。ギターすら音源があれば打ち込みでできる時代です。ボーカル以外はすべてコンピュータなんですね。「何人編成のバンド」をつい意識してしまう。その感覚を無くさなくてはだめかもしれません。 

ボーカルマイクを新しくしました

 話は変わりますが、作業中、ボーカルの音が悪いことが気になって、急きょマイクロホンを導入することにしました。愛用のSHURE SM57LCも20年以上ですし、ひずみが多くなってきた気がしたので、この際だからとコンデンサーマイクを検討し、audio-technicaのAT2035を選定しました。

 

 1万数千円の安い機種ですが、同じシリーズのAT2020が評価が高く、当初それで行こうと思いましたが、マイクホルダーがショックマウントになっていること(別々に買うより割安)、-10dbのパッド(減衰)、80Hz12dbのローカットスイッチがついていることからこちらに決定しました。

  驚くほど高音質と言うわけではありませんが、プレーンでクリアです。ローカットが予想通り威力を発揮し、SHUREよりも低音が抑えられています。私は声のキーが低くこもりがちな音質なので、これは有利です。

 WEBの買い物サイトのレビューで、「AT2020は感度が良すぎて、家の外のノイズまで入ってしまう」という記述が多いようですが、これはやはり2035でパッドスイッチを入れて感度を落とすことで、解消します。

 全体の音質はSM57LCより広域寄りのフラットですっきりした音で、狙い通りのいい買い物でした。

 今後はこれをメインのマイクにしていこうと思います。

 

 セミナーで作った曲は、後日公開させていただきます。

 

ではまた