★Kenro Songs/旅と料理と音楽と

前期高齢者となった元・正社員サラリーマン(現在はパートタイム契約社員)は、旅と料理と好きな音楽の話と、オリジナル曲の制作で余生を過ごすのです。

年末最後のお楽しみ:もう一度「よしもと新喜劇」を見てきました

 またまた「よしもと新喜劇」を見てきました。今回は大阪ではなく東京銀座・中央会館「銀座ブロッサム」を花月劇場に見立てた出張公演「東京グランド花月」とのことで、行ってまいりました。今回は2階席の最前列! 少し遠いけど舞台の全体が見渡せて、なかなか良かったです。

  そして今回の座長は辻本茂雄さん。東京のTVでは土曜日昼のNHK生活笑百科」で見られる程度ですが、関西では絶大な人気。その辻本さんのキャラクター「茂じい」が暴れまくるお話です。 

前説:ダイヤモンド

出し物の前なら写真OKとのことで、撮ってきました。ピンボケですみません。 

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左が野澤輸出さん(ノザワ ユシュツ)・右が小野竜輔(オノ リョウスケ)さん

 落ち着いていて、明るく溌剌としたイケメン。リズムがあって間が良くて、おもしろいです。「前説 ダイヤモンド おもしろい でエゴサーチしますのでよろしく」とのことでした。

  さて舞台は例によって漫才からのスタートです。

 ミキ:

 いきなり若手の人気者の登場。二人で両手を挙げて、スーツの上着がお兄ちゃんのお腹に止まってしまうのを手で下すギャグですが、兄弟だからなのか散々けいこをしているからなのか、タイミングがぴったりです。セリフも聞きやすく分かりやすい、若手なのに安心して見られるコンビです。 

りあんレトリィバァ:

 こちらもTVの人気者。出てくるや、女性客から「かわいい」の声が。ホントかわいいし、芸達者で面白かった。あの女性芸人コンテスト「The W」の出し物はなんだったんでしょう? 

スーパーマラドーナ

 こちらも話題のコンビ。さっそく「いろいろと・・・すいませんでしたっ」からスタートし、自虐ギャグを交えながらひととおり謝罪の言葉を述べ、上手から下手へと何回も頭を下げてから本題を開始。こちらの見方が影響してるのか、なんとなくボケの田中君の態度が前より大きくなり、ツッコミの武智君が弱まった感じ。まあしょうがないかな。 

ロバート:

 TVで出て来る売れっ子がどんどん出てきます。地方のクセの強いCM歌手兄弟をテーマにしたコント。「いかにも地方にいそうな人達」と「いかにもありそうなローカルCM」の感じをうまく出しています。新時代のコテコテと言うんでしょうか。独特です。最後はお約束の「梅宮 辰夫」で大喝采です。 

野性爆弾

 TVではくっきー単独で見る機会が多く、ロッシーとのコンビは初めて見たかもしれません。でも相変わらずナンセンスでシュールで、やっぱり最後は後味の悪い(でもそこが癖になる)コントでした。 

タカアンドトシ

 タカさんも痩せたけど、トシさんが思った以上にスリムでカッコいいです。もうすっかりベテランなのに、たたみかけるマシンガントークは健在です。 

オール阪神・巨人

 舞台袖に名前の文字が出ると、会場全体が「おー」とうなります。トリとは言えこんな大師匠が出てくれるとは、感激です。いつものネタでストーリーを追う展開ではなく、細かい話をつないだフリートーク的な出し物です。途中とろマラ事件の話も入るし会場のお客さんのイジリもあるし、まさに緩急自在。そして巨人さんの声も身のこなしも若々しい! 阪神さんの巨人さんのモノマネが秀逸でしたー。いつもの悪乗りも全開。「話芸」とはこのことです。充実感でいっぱいです。 

 

新喜劇:「茂造のハッピークリスマス」:

 お目当ての辻本座長、クリスマスのデコレーションをまとった自転車で、舞台奥からセットを突き破ってのサプライズ登場です。いつも通り今日も「アドリブ祭り」とのこと。そうは言っても基本的には台本通りなのだろうと思いますが、それでもギャグのどこまでが台本でどこからアドリブなのか、探りながら見るのもとても面白いですね。

 

 一番見たかった水玉れっぷう隊」のアキさん。身のこなしがシャープ、態度が変、そしてギャグが可笑しい(「いいよ~」「アンケート取らなきゃ分からない」とか)。間の取り方も絶妙です。

 森田展義さんのギャグとボケ、どんどんクオリティが上がってきました。平山昌雄さん、デクノボーぶりがだんだん板について来ました。

 大島和久君、イケメンでスリムでカッコいいです。考えてみたら他の座長の時の出演者も含め、彼だけがイジラレず、ほとんどギャグもやらず(唯一やったのは「何てこったパンナコッタ」だけ)ひたすらツッコミ専門。でもそれがきっかけで大爆笑。これも考えたらスゴイかも。

 そして五十嵐サキさん!体重は98kgとのこと。今回はなんとDA  PUMPの「U.S.A.」をBGMにダンスを披露!。曲が終わるとくたびれて、アザラシのように舞台に寝そべってしまいます。しかも何度もやらされるうちにリズムについていけなくなり、手も足も上がらなくなり、最後は阿波踊りみたいになってしまうところが、あまりにも可笑しくて、また腹と頬がいたくなり死にそうです。あーサキさんの水着写真集、出ないかな。

 ストーリーの最後は、もりすけさんのカツラネタで爆笑のうちに終了。生真面目で一所懸命な感じがいいですね。大満足の幕でした。やっぱり面白かったー。「年忘れ」とはこういうことを言うんですね。もう新喜劇病みつきです。ありがとうございました。

 

 帰りの地下鉄で妻と確認しました。「また行こうね」

 おかげさまで家庭円満です。

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ではまた。