現行機材のご紹介
さて、以前に古い機材のご紹介ばかりしましたが、Blog休止の間に機材をいくつかリニューアルしましたので、再度ご紹介しておきます。
ま、安価な民生用機材ばかりで、とがったものが一つもありませんが。
1.メインキーボード KORG KROME-88
現行と言っても、もう発売されて3年以上たっています。そろそろ新型が出るかもしれませんね。でもそのおかげか、価格が安かった!12万そこそこでこんなクオリティのものが買えるんですから、すごい時代ですね。
音質最高、機能満点。KORGにしたのは音色の持つ「暗さ」が好きだから。特にピアノ系のサンプルがゴージャスです。Rhodesエレピも充実感があって申し分なし。
私はピアノを習ったことはなく全くの独学で、「ねこふんじゃった」の弾き方も知りません。指が短いからオクターブも抑えられません。音を探しながらコードを弾くくらいのことしかできなくて、こんな機材を買う資格もないくらいなのですが、とりあえず音質のクオリテイは今後これを基準にすることができると思います。安心だね。
あと88鍵にしたのは、ピアノタッチが欲しかったから。実際は生ピアノと一般的なシンセのタッチの中間くらいの、あくまでもシミュレーション的なものですが、これで慣れておけば他のシンセを弾くときは軽いだろうと。軽めの鉄下駄を履くイメージですかね。
私はクラシックには興味がないので88鍵を使いきることはまぁないのですが、使ってみると楽ですね。オクターブ上・下を、鍵盤の不足を気にせずに行き来することができて、精神的にゆとりが生まれます。これは88鍵を使う効能ですね。
2.Audioインターフェース TEAC US-366 & マイクロホン SHURE SM57LC
US-366は以前から先行して持っている機材。当時、SONAR X3 LE(ダウンロード版)がバンドルされているのを目当てに買いました。しばらくSONARとともにWindowsで使用していましたが、DELL PCのトラブルに伴い使用中止している間にGIBSON社が破産し、SONARの再インストールができなくなってしまいました。
音は普通にクリアで明るく、クオリティも高いと思います。ただしデザイン的には、このように最上段に平置きで使うタイプで重量が軽く、接続したケーブルを引っ張るとすぐ動いてしまうため、ちょっと使いづらいかな。
SHURE SM57LCは、25年前から持っている製品で、主にボーカル用として使っています。買う時はSM58と迷いましたが、ボーカル以外の集音にも使うかもしれないと考えてこちらにしました。安いしタフだし音も良し、文句はありません。
このマイク、初めて音を出して聴いた時の衝撃は忘れられません。「そうか、自分は今までいろいろなレコードで、この音を聴いてきたのか」と思いました。文字通り、世界のスタンダード。
3.作業用PC Apple MAC mini (写真中の四角い銀色と黒丸のボディ)
私はWindowsについては、サラリーマン時代、OS3.1、Word6.0、Excel4.0の頃から30年以上にわたって使っておりました。US-366+SONAR X3 LEを手に入れたこともあり、DTMもWinでやろうかな・・・と思っていましたが、Windows10の関連でMicrosoft社が起こした度重なる乱暴狼藉により、ついにWindowsでの制作を断念しました。
長年抱いていたMACへの不信感(無駄にグラフィックに凝っているせいで動作が遅い、すぐフリーズする、使用できる関連製品の選択肢が少ない、相対的に高額)を捨て、ついに乗り換えることを決意。それにMACならGarageBandがついてるし・・・なんてね。あくまでもしみったれな動機です。
一体型のi-MACではなくmiiniを選んだのは、単純に安くあげたいし、現有のモニタが使えるから。ちなみにモニタはWindowsマシンと共用で使用。ASUS製の27inchモデルを使っています。大きくて見やすいと作業もはかどります。
4.シーケンス・ソフト Apple Logic Pro X
「MACバンドルの’GarageBand’でデモを作っているプロミュージシャンはたくさんいる」という噂で、期待してGBを使ってみましたが、なんのことはない、内蔵されたパターンを組み合わて曲を作るしかできないんですね。自分でドラムパターンを打ち込むことはできないし(正確にはパターンに登録すれば可能らしいが)、MACの中で作業が完結するように設計されていて、外部のMIDI機器とのシンクロ演奏もできません。
これでは私がやりたいことができないので、しかたなくLogic Pro Xを導入することにしました。
うーんなるほど、快適です。SONARほど理詰めではなく、いい感じに感覚で操作ができます。それと、Logic君はピアノ初心者の私にとても優しく、なんと私が弾いた和音のコードネームを教えてくれるのです!
「ここでベースが経過音になって・・・でもコード感が変わるんだよな~」なんて思っていると、「それはBdim」だの「FとCの間はFmが入るね」だの、そーっと画面に表示してくれます。私はコード進行ありきではなく、メロディーにコードを当てはめてゆくタイプなので、後でギター用のコード譜を作るときに、この優しさは本当に助かります。
そして最大の便利機能は ”Flex Pich”と”Time Strech”。アナログ録音の音程が修正できるし、なんとスピードも変えられます。例えば♩=140ではスピードが早すぎてギターのコードチェンジができない場合、♩=100くらいでゆっくりラクラク弾いて、それをさも「140で弾きましたー」みたいにすることができる。
私のような下手アマ(チュア)ミュージシャンには、まさに「痒い所に手が届く」夢のようなソフトウェアです。これで28,000円。SONARだったら一番高いのを買わないと、Flexの機能はついていません。これは安い!いい買い物です。
しかも、Logicなら、使っている人がプロアマ問わず、圧倒的に多い。ですから、使い方が分からないときTouTubeで検索すれば、解説してくれる親切な人がたくさんいます。助かる!ありがたいことです。
でも一応、解説本も買いました。リットミュージック ¥3,500円
中はオールカラーで見やすくなっています。
5.ギター用 マルチエフェクター Roland(Boss)ME-80
オールインワンタイプです。RolandにはGTシリーズもありますが、MEはコンパクトエフェクターを並べて一体化したようなデザインですので、直感的に「みたまんま」の操作で、ほぼ狙った通りの効果が得られるところが良い点です。
下は数年前に買った、Bass用マルチのME-25です。ほとんどリミッターだけしか使いませんが。
以上の機材と、先日ご紹介したYAMAHAのエレアコ APX-1000NT、その他は大昔に買ったGRECOのストラトモデル、ARIA PROⅡのBassを使用しています。
以上、私の使用機材ラインアップでした。ではまた。