★Kenro Songs/旅と料理と音楽と

前期高齢者となった元・正社員サラリーマン(現在はパートタイム契約社員)は、旅と料理と好きな音楽の話と、オリジナル曲の制作で余生を過ごすのです。

やっぱり古典SFっていいですね

 大昔の話ばかりで恐縮です。

 子供の頃学校の図書館で読んだSF小説のことを急に思い出し、無性に読んでみたくなりました。検索してタイトルや作者が分かったので、近所の区立図書館で探しましたが、見つかりません。・・・でも良い時代ですね。Amazonで見つけて購入しました。

 タイトルはこれ。

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2012年に発売されていました

 E・ハミルトンは1904年生まれのSF作家で、キャプテンフューチャー・シリーズで有名・・・と言ってももう誰も知らないと思いますし、自分も読んだことはありません。

 ウルトラマン円谷プロが作った特撮TVドラマシリーズの中に「キャプテンウルトラ」というのがありましたが、その原型になった作品だったそうです。それも前時代の話ですね。

 表題作の「フェッセンデンの宇宙」は、ある科学者が人工的に極小の宇宙(世界)を実験室で作ってしまうという、実に荒唐無稽な話です。

 この文庫は短編集ですが、キャプテンフューチャー・シリーズよりも以前に書かれた作品群です。しかし、どの短編もそれぞれとんでもない着想の元に書かれたものばかりで、ものすごくプロットのしっかりした話ばかり。それぞれの短編で1本づつ映画ができそうです。

 近頃ハリウッドでは、日本のアイデアで映画を作ることが多くなっていますが、以前公開された私の好きな「火星のジョン・カーター(作:E・R・バロウズ)」とか、の続編と合わせて、ぜひ作ってほしいですね。「アイ・ロボット」はアシモフの作品にインスパイアされたと思われるし、古典SFに素晴らしい素材はいっぱいあると思うけどなあ。

 

ではまた。

 

 

 

久々の作品紹介です

 今年の1月から3月まで作曲家講座に通っていたことは以前書きましたが、講座が終わるのと前後して4月から仕事を始めたため時間が無くなってしまい、またちょっと気持ちが萎えていた時期もあり、その時の曲を放置したままにしていました。 

 7月に仕事中にレンタカーで交通事故を起こし、1カ月謹慎していたため、幸か不幸かだいぶ時間の余裕が戻って来ました。これ幸いと未完成の曲に手を入れて、少し聴けるようにしましたので、このたびYouTubeにアップしました。

 前回同様、御用とお急ぎのない、暇で暇でどうしようもない方、変なものを見聴きしたがるモノ好きな方、何があっても冷静でいられる方、めったに怒らない気の長い方、耐えて聴いてみていただけますでしょうか。

  今回は短めのものを2曲、公開しています。

1.それじゃあね

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 2.We Must Go On

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 ビデオをどうするか、こちらも相変わらず逡巡していましたが、いつまで時間をかけても切りがなしレベルも上がらないので、今回も暫定で、一応体裁だけ整えました。小中学生の文化祭レベルですね(近頃の小中学生のYouTuberに失礼か・・・)

 曲のコンセプト

 さて、60過ぎたオヤジが作るには「あまりにも」な曲のコンセプトと、なぜ2曲とも、3分に満たないショートバージョンなのかと言いますと・・・(説明と言い訳をさせてくださいー・・・)

  今回私が参加した作曲家講座は、プロ養成の意味合いが強かったのですが、ここで言う「プロ」とは、自分で作って自分たちで歌って演奏する「アーティスト」ではなく、自分では演奏しない、あくまでも楽曲提供に専念することが前提の「職業作曲家」を目指すというものでした。

 そこで演習として出た課題が、「売出し中の若手アーティストやタレントが歌う曲の募集に応募できる曲を作る」ということ。業界用語でいわゆる「コンペ」への応募曲を作るというものでした。

 コンペの条件設定

 いくつかの条件設定がありましたが、私はその中から「若手男性アイドルグループ向け」の曲作りにチャレンジしたというわけです。なぜそうしたかと言うと、今どきのコンペ用の曲と言うのは、デモ音源を限りなく完成形に近い形で作るのが常識なのだそうです。

 したがって男性歌手向けは男が歌わなければダメ、女性歌手なら女性の声で録音しなければダメなのだと。最近はそういったデモのための歌手をやる人(仮歌さん)という仕事をする人たちもいるそうなのです。

 私の場合は、そういう人を雇う暇もお金もないし、歌のうまい女性の知り合いもいないので、自分で歌う前提・・・したがった男性グループ向けにチャレンジすることにしました。

 曲のイメージ指定

 そして曲のイメージとしては、「高校生同士の切ないラブストーリーのドラマ主題歌」という設定で作ることになりました。

 そして各音楽・芸能事務所のプロデューサーに聴かせるため、コンペはたくさんの音源が集まるので、短時間でAメロからサビまで全部聴けるようにするため、「歌はワンコーラスのみ・間奏・リフレインなし、3分以内のショートバージョンで作る」という制限がついたのです。

  散々頭をひねって2カ月近い時間をかけて、やっとできたのが「それじゃあね」でした。講座の中で発表しましたが、当初「リフ一切なし」で作り、構成も「サビ→Aメロ→Bメロ→サビ」とシンプルだったため、1分半くらいであっという間に終わってしまい、印象の薄いものになってしまいました。

次に作ったのが「We Must Go On」で、今度は反省してAメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→サビともう一段展開を増やしてみたのと、アレンジも少しオーバー気味にしてみました。

 講師の評価と自分の感想

 しかし2回とも講師からは、「一通り作れるようだけど、でも・・・なんか古いね!」というコメントを頂くのみで終わってしまいました。この古さはいかんともしがたいものがあります。そもそも、そういう古いメロディをやりたくてやってるんですですから、しょうがないですね。

 やっぱり、オーダーに合わせて作るのと、自分がやりたいものを作るのでは、これほどの違いがあるのかということを思い知りました。 タイムリミットもありますから、期日が迫るのにできていないとひたすら焦りまくる日々が続きます。

 何より、音楽を作っているのに楽しくない! 自分とはかけ離れた若い少年たちのための曲を作り、それで成功するなんて到底私にはできそうもありません。講座の終了と共にこの道は完全に諦めることにしました。(最初から可能性はなかったですね)

 

 しかしせっかく途中まで作ったのですから、なんとか完成まで持っていきたくて、あれから半年以上温め続け、今回時間ができたのでやっと修正作業をしてきました。

 しかしいつまでもこの2曲に関わっていると今年が終わってしまうので、見切りをつけて今回発表させていたくことにしました。

 まだ「スパゲティ・ナポリタン」も作成中です。歌が下手以前に声が悪い・発声がなっていない、ギターがへた・・・等々、問題は山積りです。鋭意頑張ってまいります。

 

 それから・・・昨年YouTubeにUPした「Powerfull Smile」ですが、おかげさまでついに再生回数200回を超えました。皆さまありがとうございます。感謝感激です。

 良かったら コメントやチャンネル登録もお願い致します。

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今後ともよろしくお願い致します。

 

ではまた。

 

藤山直美さんの舞台を見てきました

 今回はひさびさにエンタテインメント:観劇の話です。若い方にはちょっと分からないかな。

 7月26日、妻が以前からチケットを取ってくれていた、松竹の演劇「笑う門には福来たる〜女興行師 吉本せい〜」を、東京の新橋演舞場で見てきました。

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  この舞台は以前NHKの朝の連続TV小説「わろてんか」でも題材となった、吉本興業の創業者・吉本せいさんの一代記をお芝居にしたものです。

 主演は藤山直美さん。かつて一世を風靡した松竹新喜劇の大看板、藤山寛美さん(来年で没後30年になるそうです)の娘さんが、よりによって後発のライバルの女社長を演じるなんて・・・と思いますが、でも昔は森光子さんなんかがやっていたらしいし、他にやれそうな女優さんって、今、見当たらないですよね。

 ライバルと言っても別に喧嘩しているわけでもなく、関係は良好みたいですし、いいですね。

 

 「夜の部」に行ったので、劇全体は午後4時からスタート。途中休憩を2回挟んで夜8時5分終了。長丁場でしたね。これを一日2回やるんですから、俳優さんって大変ですね! 舞台に出ている実働は6時間以下かもしれないけれど、メイクしたり衣装を着替えたり、出番のタイミングを計っていたりする時間を含めれば、一日の労働時間は軽く10時間を超えるのじゃないですかね。そしてひとたび舞台に出れば、背筋を伸ばして大きな声を出して、全身で演技しなければならない・・・。体も心も健康な人でないと、到底持ちませんね。

 そういう体力も能力の内だと思うし、それを延ばして培ってこれたことも才能の一片なのでしょう。やっぱり皆さんそれぞれ天賦のものがあるのだな。

 

 見に行ったのがこんな時期ですから、何か旬の話題でアドリブのギャグでもあるかな?と思いましたが、そこは品のよい舞台と客層で、特に大きなイジリはありませんでした。

 途中、寄席の呼び込みが「吉本は裏切りません」と言うセリフがあって、一瞬客席がどよめきましたが、「なんで笑いますの?」と返す程度で、品のよい対応でした。

 

 ちょっと驚いたのは、田村亮さん(吉本芸人のほうではありませんよ)の、73歳とは思えない若さ! 林与一さん(77歳)と、わずか4歳違いとは思えませんでした。もちろん役作りもあったのでしょうが、はつらつという言葉を使っても良いくらいに見えました。2歳上のお兄さん(正和さん)が現在ほとんど引退状態なのと大違いですね。まだ60代かなと思いました。

 

 舞台装置や音楽の充実度は素晴らしい。新興・アングラ系・小劇場系などのチープな大道具とは大違いです。久々の回り舞台も新鮮だったし、花道と正面舞台とのやりとりや、せり上がり・下がりも楽しめました。

 

 劇全体は3部構成で、合計195分。正直長かったです。演出も今一歩だったかな。特に第1部は、登場人物が高齢者中心だったこともあったのかもしれませんが、いかにも話の筋(台本)を忠実に追っている感があって、少し退屈でした。

 中盤から直美さんも動き出して、時折滑稽な動きやギャグも出るようになり、更にはミヤコ蝶々さんの弟子だった女性漫才コンビ(初めて見ました)まで幕間に出てきて漫才を披露するなど、話が進むうちにどんどん面白くなってきたという印象です。

 今回の劇はあくまで演劇であって新喜劇ではなかったわけですが、題材からして喜劇寄りになることは間違いないのですから、もっと初めからスピードを出しても良かったのではないかな。もっとも新橋演舞場という格調高い場所では無理だったのでしょうか。

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 重鎮の皆さんに混じって、吉本新喜劇から、西川きよし師匠の息子・西川忠志さん、「新幹線顔」で有名な(はずの)伊賀健二さんが参加して、いい感じに溶け込んでいました。伊賀さんの新幹線ギャグは、新橋演舞場の客層にはまったく伝わらず滑りまくって・・・いや、ギャグをやっていたことすら分からなかったんじゃないかと思うくらいで、ちょっと可哀想だったですが。

 でも西川君! 芝居が旨くなった。せいの息子という重要な役を良くこなしていらっしゃいました。まだ一本調子なところはあるけど、それが「一本気な若者」という感じを表していて、かえって良かったかもしれない。母親を心底愛している感じが良く出てました。

  そして後半、「さすが藤山直美!」と思う場面がいくつもありました。爆笑派だった寛美さんと違って「本当に抜けているアホ」になり切れない分、人情劇がうまいんですよね。長く体調を崩されていましたが、これから、おそらく今まで以上に歴史に名を遺す名優になられるんじゃないでしょうか。

 勝手ながら、樹木希林さん亡き後、おばあさん俳優の最高峰を目指していただきたいものです。

 

ではまた。

こんなものも持っていたんです。

 3カ月ぶりの更新です。時々見に来ていただいている方々、申し訳ありません。いつもありがとうございます。

 4月から仕事を始めたら時間が無くなってしまい、ここ3カ月まったく活動することができませんでした。ところが自分のミスでアクシデントを起こしてしまい、自宅待機(謹慎?)することになり、久しぶりに自由時間ができました。

 まだ「全面的にゴー!」という感じではないけれど、せっかくのチャンスなので何かしたいと思い、原点回帰から始めることにしました。

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往年の大ベストセラー KAWAI Q80 (ハードウェアシーケンサー

 これを実際に使っていたのは、もう25年位前ですかね・・・。まだ完全に動作します。日本の技術ってすごいね。

 当時、私のスタイルはこのシーケンサーROLAND R8(ドラムマシン)やKORG M1などと同期させ、TASCAMの238という8トラックのカセットテープ式MTRに録音していました。ただ曲作りの手順としてはM1の内蔵シーケンサーをメインに使い、Q80はシーケンスデータの保存用に使用していたと思います。

 レコーダーはその後、ROLAND VS1680(ハードディスクレコーダー)に買い換えましたが、その数年後あたりで資金も時間も底をついたため、活動を断念し、以来ずっと機材を眠らせたままにしていました。

 

 Q80には何曲かデータが入っていたので、それをLogicに取り込んでみました。今後はこれをもとにセルフカバーと言うか、リメイクしてみようかな。やっぱり全体に古臭い曲ばかりですが。

 さて何年かかることか・・・。何とか死ぬ前に完成したいです。

 
ではまた。

今ちょっと、ショックで音楽から遠のいています

 もう前回の更新から1カ月たってしまいました。原因の一つは、仕事を始めたので、Blogに費やす時間が無くなったこと、もうひとつは、このところ音楽制作に対し、少し意欲が減退していることです。

 先日仕事で遠出した時、現地の駅近くの書店でこの本を見つけて買いました。

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 もう5年も前に発売されていた本だったのですが、タイトルに惹かれて読み、ちょっとしたショックを受けました。

 マキタさんは今どきのJ-POPについて、ヒット曲の仕組みを歌詞とメロディの両面から良く研究・分析しています。「なるほどそのとおりだな」と思うことばかりでしたが、一カ所だけ引っかかってしまいました。

 

 彼曰く、「音楽の世界は様々な形で進化しつくした結果、限界を迎えていて、これ以上の成長はない。もう本来の意味でのオリジナリティあふれる曲など生まれようがない」のだそうです。

 実は、先月まで参加していた社会人向け作曲家セミナーでも、現役の音楽プロデューサーの方が、同じ意味のことを言っていました。

 「今更新しいメロディなんて生まれないし、何を作ってもどこかで聴いたメロディになってしまう。売れるためにはメロディよりサウンドやアレンジで目新しいものを作って行くしかない」とのことでした。

 だからアメリカでも、従来型のエレキギターやドラム、ベース中心のロックは死滅寸前なんですかね。要するに音として大衆から飽きられている。ましてやメロディは昔の曲の焼き直しばかり。だから少し気持ちの良いフレーズがあったら、それをひたすら繰り返すだけの曲が全盛なんですかね。

 

 でも私は「それを言われちゃあ、おしまいだな」と思います。それは今現在、新しい曲を作ろうと努力しているすべての作曲家・コンポーザー・ソングライターたちをバカにしていやしないか?

 うーん、でも彼らのような専門家が言うのだから、その通りかもしれない。実際、最近の曲でいいと思うものは極めて少ない・・・自分は毎日古い曲ばかり聴いている。

 全米TOP40でも、KARDI Bはメロディが無いから嫌いだし、ランキング上位の曲も今一つ食い足りない。日本じゃ米津だのあいみょんだの売れてるみたいだけど、凡庸な曲にしか聞こえないし・・・リトグリなんてものすごくイミテーションっぽくて聴く気にならない。(それは自分が年老いたから、若者が理解できなくなっただけなんじゃないか?)

 

 そして例のセミナーで自分もデモ曲を作ってみたけど、「古臭い」の一言で、なんだか自分の曲をすべて否定されたみたいで、気持ちが萎えているのです。

 「売れる曲とは、統計的にこうできている。だからそれを真似れば売れるんだ」・・・そうなのかな・・・確かに自分が作った曲でも、いつの間にか「売れる言葉」を組み込んだものがありました。私は分析はしていなかったけど、知らず知らず、それを取り入れていたんですね。

 なんだか全然夢がないっていうか、音楽って単なる工業製品なのか・・・。

 しばらく立ち直れない気がしています。

 

では

 

audio-technica のAT2035を導入しました。

 一カ月以上、Blogの更新が滞ってしまいました。もし待っていた方がいたとしたら、大変申し訳ありませんでした。Blogに飽きたのではなく、音楽を辞めてしまったわけでもありません。これまでの間、前回書ました「社会人向けセミナー」の対応で忙しく、まったく時間がなかったのです。

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audio-technica コンデンサーマイクAT2035

 その社会人セミナーとは「今どきの職業作曲家とはどういう仕事か」を教えてくれるセミナーでした。作曲家になるのは無理ですが、興味があってつい野次馬根性で申し込んでしまいました。

  1月の半ばから通い始めたのですが、「若手歌手・グループ向けの曲を作る」ことを実際にやってみるという課題が出て、その対応のためひたすら音楽を作っていたのです。

 なにしろ締め切りがありますし、他の受講生もいる中でプロの講師(現役の音楽プロデューサー)から公開添削を3回受ける(=3曲作る)スケジュールになっており、とにかく言われた条件をクリアするようなテーマでちゃんとしたものを作る必要があり、その作業に没頭していました。一応添削の講義が終わったので、Blogを書く余裕が出てきたというわけです。

 

 それにしても、わずか2カ月足らずの短期間に3曲作るというのは(実際には仕事の都合があって結局2曲しか完成しなかったのですが)、提出できなかった曲も含めて4曲着手しましたので、なかなかヘビーな状況でした。

 セミナーは私のほかに才能のある若者ばかりが参加していて合計10名ほど。私が作る「音」は他の若者が作るものと根本的に違っていて、世代のギャップも感じました。

 私なりに精一杯作ったつもりでしたが、評価としては「一応一通りできるようだが、とにかくメロディが古臭い。昭和みたい」というもので、「やっぱりかー」と思いました。

 なにしろ私は日常、70年代から90年代にかけての曲ばかり聞いていますから。今どきの若いアーティストに向けての曲を作るなんて、到底無理ですね。HIP HOP以前の世代です。体に染みついているし。

 「流行作家になる」ためには、やはり現代の音をしっかりキャッチアップしていないとダメなんですね。このギャップは予想以上に大きいと感じました。

 

 自分はバンドをずっとやってきた人間なので(別に上手かったわけではありませんが)、どうしてもオケをバンドで考えてしまいます。しかし今どきのオケは、生バンドのシミュレーションではないんですね。ギターすら音源があれば打ち込みでできる時代です。ボーカル以外はすべてコンピュータなんですね。「何人編成のバンド」をつい意識してしまう。その感覚を無くさなくてはだめかもしれません。 

ボーカルマイクを新しくしました

 話は変わりますが、作業中、ボーカルの音が悪いことが気になって、急きょマイクロホンを導入することにしました。愛用のSHURE SM57LCも20年以上ですし、ひずみが多くなってきた気がしたので、この際だからとコンデンサーマイクを検討し、audio-technicaのAT2035を選定しました。

 

 1万数千円の安い機種ですが、同じシリーズのAT2020が評価が高く、当初それで行こうと思いましたが、マイクホルダーがショックマウントになっていること(別々に買うより割安)、-10dbのパッド(減衰)、80Hz12dbのローカットスイッチがついていることからこちらに決定しました。

  驚くほど高音質と言うわけではありませんが、プレーンでクリアです。ローカットが予想通り威力を発揮し、SHUREよりも低音が抑えられています。私は声のキーが低くこもりがちな音質なので、これは有利です。

 WEBの買い物サイトのレビューで、「AT2020は感度が良すぎて、家の外のノイズまで入ってしまう」という記述が多いようですが、これはやはり2035でパッドスイッチを入れて感度を落とすことで、解消します。

 全体の音質はSM57LCより広域寄りのフラットですっきりした音で、狙い通りのいい買い物でした。

 今後はこれをメインのマイクにしていこうと思います。

 

 セミナーで作った曲は、後日公開させていただきます。

 

ではまた

Accoustic Guitar 録音中です

 前回、Bass録音中のご報告をしましたが、一応まずまずのものが録れたので、今度はアコースティック・ギターエレアコ)の録音を開始しました。エレアコのライン直とマイク(SHURE SM57LC)の両方で、同時に録音しようと考えています。

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 ギターの録音が完成したら、その後はLogicで付属音源を使ってストリングス(バイオリンとチェロ)を打ち込み、間奏に「鳴きのエレキ」を入れ、最後に、今入れている仮歌・仮コーラスがあまりにも音痴なので録り直して、完成させようと思っています。

 ’Powerfull Smile’をお聞き頂いた奇特な方はご存知と思いますが、ハッキリ言って私は音痴ですね。自分では音程が合っているつもりで歌っているのですが、聞き返してみるとひどいです。そもそも声がこもって聞きづらいし。だから「シンガーソングライター」とは言えないのです。「シンガー」は無理だろう・・・。

 

 今、複数の社会人向けセミナーにほぼ毎週土曜日に通っていて、そこで時間のかかる宿題が出た関係であまり時間が取れないのですが、何とか3月いっぱいまでには完成させたいと思っています。

 

 もうすぐ誕生日が来て、61歳になります。この1年無職で特に今年は今のところまったく収入の当てがありません。貯金もだいぶ減ってきているので、焦燥感が募っています。そろそろ本格的に就職活動もやらないといけません。この年で1年もブランクのあるオヤジなんて、雇ってくれるところはあるのかな・・・。

 本当はこんなことして遊んでいる場合ではないんですが、でも今のうちにやらないと、もう「後で」ができない年齢ですし・・・。できるだけ無駄な時間を削減して頑張りたいと思います。

 

ではまた