★Kenro Songs/旅と料理と音楽と

前期高齢者となった元・正社員サラリーマン(現在はパートタイム契約社員)は、旅と料理と好きな音楽の話と、オリジナル曲の制作で余生を過ごすのです。

DTMの手順と楽譜について

 DTM ミュージシャンの皆さん、楽譜はどうしているんでしょうか。

 

 私の場合、当然自分一人ですから、楽譜は使いません。

 そもそも基本的に楽譜は読めません。小学校時代に学んだ楽譜の基礎知識はかろうじてあるので、クレシェンド・デクレシェンドとか、コーダ、ダルセーニョとか、一応意味は知っていますが、フォルテだの言われても基準がないからどれだけ強調するのか分かりませんし、そもそも楽譜を見ても音程が出てこないので、意味がありません。

< 曲データ入力の手順>

 曲作りは、まずイントロやサビのリズムとメロディ、キーワード程度の歌詞から始まり、何百回も頭の中で反芻するうちにだんだん前後を膨らませ付け足しながら、アレンジも同時進行で作って行きます。ここまではほとんどすべて頭の中です。

  曲ができたら、次にパソコン(Logic)に向かいます。入力(録音)する順番は、

  1.ドラムス

  2.ピアノ系(コード・バッキング)

  3.仮ボーカル

  4.仮コーラス

  5.ベース

  6.金管楽器

  7.ストリングス

  8.ギター

  9.ギター/シンセ(リード楽器)

   10.パーカッション

      11.全体修正

   12.本番ボーカル

      13.本番コーラス

 だいたいこんな順番で作っていきます。

  ドラムスとピアノ・シンセ系、管・弦系は打ち込みですが、ボーカルとコーラス、ギター・べ-ス(手弾き)はオーディオインターフェース経由で録音します。

   そこで問題なのは、そもそも楽器を使ってメロディを作っていないので、

コード進行(コードネーム)が分からない

ということ。

 まぁそうは言っても、結局循環コードになってたりするんですが、アレンジまで完成した曲が頭の中にあっても、その段階ではコードがまったく分かりません。

 

 そこでコンピュータに入力する中で、最初のドラムスの入力で曲の進行が決まったら、次のピアノ系の入力でLogic君から「それDですよ」なんて教えてもらいながら、コードネームを確認してゆき、コード進行が判明します。

 その後はスムースに入力できてゆくのですが、ギターのパートになると、別の問題が発生します。すなわち、

ギターコードの抑え方が分かりません。

  ローコードのシンプル系のものは一通り知ってはいますが、ハイコードの抑え方が今一つだし、うっかりディミニッシュなんて使ったらローもハイもさっぱり判らないし、前後の関係でローとハイのどちらを使ったら良いのかも判断できません。

 そこで、どうしても自分用のギターコード譜が必要になってきます。歌詞の上にコードの抑え方が図示されている、アレですね。どうやって作るか。

  私は、仕事でWindowsパソコンを、OS3.1の時代から30年以上使って来ましたので、どうしても発想が「MS-Officeでどうするか」になってしまいます。

 結論として、ギター譜はExcelで作っています。

 

<作成手順>

Excelで、縦3行横4列程度を一単位として(4/4拍子の場合)枠線を引き1小節を作る(1行目:小節番号を記入 2行目:コードネームを記入 3行目:歌詞を記入)

②1小節を横にコピーして、単位となる小節ブロックを作る。改行の際は小節番号が引き継がれるようにしておく。(セルとセルの間は、後でコード図を貼り付けるための余白として、4行程度の空白を開けておく)

③A4サイズ1ページ横に4小節が入る程度に幅を調整する

④イントロ・Aメロ・Bメロ・サビ・アウトロなどの各部分を作る(色を変えると分かりやすい)

⑤セルの中に歌詞を書き込む(シンコペーションなどのタイミングを正確に反映させる)

⑥各部のコードネームを歌詞の上に書き込む

⑦曲の進行に合わせ、繰り返す部分をコピーして並べる

PowerPointでコード図を作り、「*.gif」画像を作って保存する

Excel上にコードに合わせたgif画像を貼り付ける

 

PowerPointはこんな形です。 指定した部分を画像として保存します。(下はパーツ)

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 なお、コード図を作るとき、こちらのサイトを参考に使わせてもらい大変重宝しています。誠にありがとうございます。

 「ブルースギター初心者講座 a-ki's factory. https://www.aki-f.com/chordbook/

 

 PowerPointでの注意点として.gif画像を保存するとき、ローとハイの2種類を同じコードネーム名で保存することができないので、名前に空白を入れるとか番号を付けるとかする必要があります。

 画像の形式は.gifではなく.jpegでも良いのですが、そんなに鮮明である必要はないので、データ量を軽くするためgifにしています。 

■できあがったギター譜 

 原曲のキーはE♭なのですが、ギターでは大変なのでCキーにして4カポで対応することにしました。シンセのキートランスポーズを3上げて弾き、コードネームをLogic君に教えてもらいました。(何せ、音楽理論を知りませんから・・・原始的ですね)

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 なんかもっと効率の良いやりかたがあるでしょうか。

ではまた。

2曲目 スパゲティ・ナポリタン 歌詞

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2曲目にとりかかります。

ナポリタンは自宅で時々作ります。ある日の光景を歌にしました。

(写真は2018年11月22日の昼食で作ったナポリタンです。ウィンナーをたくさん入れました)

歌詞は私、kenroの著作物ですので、無断で複製・二次使用することはお断り致します。

  

スパゲティナポリタン

 

イタリアのナポリには 無いんだってね

子供の頃から知ってる スパゲティナポリタン

君が瞳 うるませて せがむから

それじゃ 作ってみようかな こだわりのB級テイスト

 

僕は野菜が好きだから あれこれ入れるよ

タマネギだけじゃさみしいから 人参も少し

アスパラガスは 噛めないから ピーマンで代役

ナスとシメジ ああ分かってる ウィンナーはたくさんね

 

スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる色香り 魅惑のパラダイス

 

にんにくと鷹の爪 ついつい多めに

オリーブオイルもたっぷり 白ワインとコンソメ

健康にちょっと 気を使って 塩茹ではノー

アルデンテなんて 茹で加減 ここではいらないよ

 

野菜たちを炒めたら 茹で麺を投入

オリーブオイルを追加 茹で汁も4、5杯

麺は水気 吸いまくりで グズグズにしよう

トマトは我慢して入れないよ 上品になりすぎるから

 

スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる色香り 魅惑のパラダイス

 

君はニコニコいそいそと 食卓の用意

タバスコソースは必需品 パルメザンとパセリ

コンソメスープと サラダを 並べたら

さあ いただきましょう この瞬間に乾杯

 

君はどんなに辛くても タバスコを振る

キラキラ汗をかきながら ふうふう頬張る

「おいしいね ありがとう」って言ってくれる時

ああ幸せ なんだなって 噛み締めているのさ

 

※スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる色香り 魅惑のパラダイス

スパゲティ、スパゲティナポリタン ケチャップはたっぷり入れて

心 惹かれる味香り 究極のアオシス ※

(※~※繰り返し → Fade Out)

 

いかがでしょうか。ちょっと長くなってしまったので、スピードのある軽快な曲にして、聴いていて飽きない工夫を入れなければなと思います。

サビは精一杯キャッチーにしよう!

 

ではまた。

自問自答

 おかげさまで、私のDTMライフもだんだん軌道に乗ってきました。

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 以前に歌詞を公開した1曲目:Powewrfull Smile が完成間近です。と言うか、これ以上もう歌もギターもベースもうまくならないし、アレンジのアイデアも尽きたし、あまり1曲に時間をかけすぎても年を取るばかりだし・・・。荒削りですが、いったん終息することにしました。これから2chにミックスし、完成としたいと思います。

 さて、これをどうやって一般公開したら良いのだろうか、おじさんは自問自答しています。

 

自問自答の①

 サウンドデータを再生できる機能があるよね。

→どうやって貼り付けるのかなあ?

 

やっぱり何はなくとも You Tube ですかね?

→ 音はMP3にできるけど、動画がありません。

 

動画ってどうやって作るのかな?

Windows Movie Maker ってソフトでできるらしい

→え、MSでは配信終了? サードパーティで供給しているのか・・・

 

静止画でもいいか?

→ ちょっとつまらないかな。

 

歌詞だけスクロールさせる?

→ うーん、工夫がないよね。

 

んじゃ、自撮りビデオで歌う?

→ いやー顔出しの自信ない・・・。こんな頭の薄くなりかけた初老のオヤジが歌っていても、恥さらしなだけでしょう。音痴で下手だし、最初の1秒で秒殺でしょう。

 

やっぱり音だけにするかな・・・ううう、どうしよう???

→堂々巡り。

 

自問自答の②

 せっかくだから、どこかの新人オーディションに送ってみるかな?

→ それも恥ずかしいね。それに新人って、受からないでしょう。良い歳して。

 

年齢不問って書いてあるけど・・・

→ まさか60歳が応募したりはしないだろう? 普通・・・

 

とにかく、何らかの音源を公開しないと、せっかく作った甲斐がないし、やってるやってるってブログに書いても、公開しなければホラ吹き親父になってしまうし。

→ よし、なんとかしよう。近日公開! ってまた堂々巡り。

Chicago の Six Decades Live について

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 こちらは8月に買ったんですが、今頃のご紹介です。

  Chicagoは1966年に結成され、50年以上を経たアメリカのロックバンドです。当初は7人編成でしたが、メンバーチェンジを繰り返し現在10人編成となっています。

 創設メンバーはキーボードのロバート・ラムをバンマスに(社長かな?)まだ3名いますがもう70歳を超えて、しかし未だに毎年全米ツアーや世界ツアーを続けている、モンスター・バンドの一つと言えます。

 6ディケイズとは、6つの10年という意味ですね。彼らは「60・70・80・90・00・10の6つの年代をくぐり抜けて来たぞ」ということを言いたいのでしょう。

 アメリカ人にとって「10」という数字のくくりは特別な意識があるのでしょうか。10年をDecade、10セント硬貨のことをDime(ダイム)と、特別な言い方をしますね。

 

 このCDは、年代ごとのライブ音源を元に、CD3枚+DVD1枚に構成したファン垂涎のボックスセットです。但しファンとしては、1年代で1枚づつ6枚セットでも良かったのになあとは思います。価格が高くなりすぎるなら、カーネギーホールの時みたいにバラ売りでも良いのに。・・・さすがにそれはやりすぎか。

 音楽性に関しては、50年間に渡り変化し続けてきたバンドなので、時代によって好き嫌いが分かれると思いますが、ファーストアルバムから一緒に時代を並走してきたファンとしては、感慨深いものがあります。
 個人的なハイライトとしては、今まで出てこなかった音源が公式に初公開されるのがうれしいですね。特筆したいのは、

①5枚目のアルバム「V」(1972年)に入っていたジャズ・フュージョン系の名曲'Goodbye'が入っていたこと。

 まさかライブ音源を聴けるとは・・・あまりにも難しいアレンジなので、本人たちもライブでは演奏できないんじゃないかと思っていた曲! レコードとほとんど同じ、完璧な演奏です。ピーター・セテラのVocalも色気があって最高!

②ギターのテリー・キャスが事故死した後、新メンバーで初めて発売したシングル曲 'Hot Street'(1978年)が以外にフュージョンしていること。

 無理に明るくふるまっているような感じもあって、素直に楽しめなかったのですが、改めて聴くといい曲じゃないですかー。

③テリー・キャスの遺作となったアルバム「Ⅺ」(1977年)のラストを飾った名バラード'Little One'を、亡くなったテリーではなく後継メンバーのドニー・デイカスが歌っていたこと。

 テリーのVocalで聴きたかった・・・でもドニーも決して悪くない味があることに、ちょっとしたショックとしみじみした複雑な気持ちになります。


 あとDVD映像(1977年 ドイツのTV番組「Rock Palast」から)は、海賊版で流通していたものとソースはまったく同じで購入を迷いましたが、画質(輪郭・明るさ・色ののり)音質ともすべて安定しており、十分鑑賞に堪えるものでした。

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(オマケに入っていたブックレットの写真。場所は日本武道館ではないかと。)

 

 最近のChicagoは、メンバーの高齢化に伴い健康問題その他でメンバーチェンジが激しくなってきました。2014年にはすべて新曲で構成したアルバム「36」を発売し、少しも老いを感じさせない溌剌とした音楽を聴かせてくれましたが、昨年、創設メンバーの一人であるSAXのウォルター・パラザイダーが脱退(引退)したこともあり、さすがにそろそろ終焉が近づいてきたのかなと思います。

 それにしてもこのバンドは、アメリカン・ロック/ポップスの、まぎれもない有形文化遺産人間国宝)ではないかな。私は死ぬまで飽きずにファンでいると思います。

現行機材のご紹介

 さて、以前に古い機材のご紹介ばかりしましたが、Blog休止の間に機材をいくつかリニューアルしましたので、再度ご紹介しておきます。

 ま、安価な民生用機材ばかりで、とがったものが一つもありませんが。

 1.メインキーボード KORG KROME-88

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 現行と言っても、もう発売されて3年以上たっています。そろそろ新型が出るかもしれませんね。でもそのおかげか、価格が安かった!12万そこそこでこんなクオリティのものが買えるんですから、すごい時代ですね。

 音質最高、機能満点。KORGにしたのは音色の持つ「暗さ」が好きだから。特にピアノ系のサンプルがゴージャスです。Rhodesエレピも充実感があって申し分なし。

 私はピアノを習ったことはなく全くの独学で、「ねこふんじゃった」の弾き方も知りません。指が短いからオクターブも抑えられません。音を探しながらコードを弾くくらいのことしかできなくて、こんな機材を買う資格もないくらいなのですが、とりあえず音質のクオリテイは今後これを基準にすることができると思います。安心だね。

 あと88鍵にしたのは、ピアノタッチが欲しかったから。実際は生ピアノと一般的なシンセのタッチの中間くらいの、あくまでもシミュレーション的なものですが、これで慣れておけば他のシンセを弾くときは軽いだろうと。軽めの鉄下駄を履くイメージですかね。

 私はクラシックには興味がないので88鍵を使いきることはまぁないのですが、使ってみると楽ですね。オクターブ上・下を、鍵盤の不足を気にせずに行き来することができて、精神的にゆとりが生まれます。これは88鍵を使う効能ですね。

 

2.Audioインターフェース  TEAC US-366  &  マイクロホン  SHURE SM57LC

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 US-366は以前から先行して持っている機材。当時、SONAR X3 LE(ダウンロード版)がバンドルされているのを目当てに買いました。しばらくSONARとともにWindowsで使用していましたが、DELL PCのトラブルに伴い使用中止している間にGIBSON社が破産し、SONARの再インストールができなくなってしまいました。

 音は普通にクリアで明るく、クオリティも高いと思います。ただしデザイン的には、このように最上段に平置きで使うタイプで重量が軽く、接続したケーブルを引っ張るとすぐ動いてしまうため、ちょっと使いづらいかな。

  SHURE SM57LCは、25年前から持っている製品で、主にボーカル用として使っています。買う時はSM58と迷いましたが、ボーカル以外の集音にも使うかもしれないと考えてこちらにしました。安いしタフだし音も良し、文句はありません。

 このマイク、初めて音を出して聴いた時の衝撃は忘れられません。「そうか、自分は今までいろいろなレコードで、この音を聴いてきたのか」と思いました。文字通り、世界のスタンダード。

 

3.作業用PC Apple MAC mini (写真中の四角い銀色と黒丸のボディ)

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 私はWindowsについては、サラリーマン時代、OS3.1、Word6.0、Excel4.0の頃から30年以上にわたって使っておりました。US-366+SONAR X3 LEを手に入れたこともあり、DTMもWinでやろうかな・・・と思っていましたが、Windows10の関連でMicrosoft社が起こした度重なる乱暴狼藉により、ついにWindowsでの制作を断念しました。

 長年抱いていたMACへの不信感(無駄にグラフィックに凝っているせいで動作が遅い、すぐフリーズする、使用できる関連製品の選択肢が少ない、相対的に高額)を捨て、ついに乗り換えることを決意。それにMACならGarageBandがついてるし・・・なんてね。あくまでもしみったれな動機です。

 一体型のi-MACではなくmiiniを選んだのは、単純に安くあげたいし、現有のモニタが使えるから。ちなみにモニタはWindowsマシンと共用で使用。ASUS製の27inchモデルを使っています。大きくて見やすいと作業もはかどります。

 

4.シーケンス・ソフト Apple Logic Pro X

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 「MACバンドルの’GarageBand’でデモを作っているプロミュージシャンはたくさんいる」という噂で、期待してGBを使ってみましたが、なんのことはない、内蔵されたパターンを組み合わて曲を作るしかできないんですね。自分でドラムパターンを打ち込むことはできないし(正確にはパターンに登録すれば可能らしいが)、MACの中で作業が完結するように設計されていて、外部のMIDI機器とのシンクロ演奏もできません。

 これでは私がやりたいことができないので、しかたなくLogic Pro Xを導入することにしました。

 

 うーんなるほど、快適です。SONARほど理詰めではなく、いい感じに感覚で操作ができます。それと、Logic君はピアノ初心者の私にとても優しく、なんと私が弾いた和音のコードネームを教えてくれるのです!

 「ここでベースが経過音になって・・・でもコード感が変わるんだよな~」なんて思っていると、「それはBdim」だの「FとCの間はFmが入るね」だの、そーっと画面に表示してくれます。私はコード進行ありきではなく、メロディーにコードを当てはめてゆくタイプなので、後でギター用のコード譜を作るときに、この優しさは本当に助かります。

 そして最大の便利機能は ”Flex Pich”と”Time Strech”。アナログ録音の音程が修正できるし、なんとスピードも変えられます。例えば♩=140ではスピードが早すぎてギターのコードチェンジができない場合、♩=100くらいでゆっくりラクラク弾いて、それをさも「140で弾きましたー」みたいにすることができる。

 私のような下手アマ(チュア)ミュージシャンには、まさに「痒い所に手が届く」夢のようなソフトウェアです。これで28,000円。SONARだったら一番高いのを買わないと、Flexの機能はついていません。これは安い!いい買い物です。

 しかも、Logicなら、使っている人がプロアマ問わず、圧倒的に多い。ですから、使い方が分からないときTouTubeで検索すれば、解説してくれる親切な人がたくさんいます。助かる!ありがたいことです。

 

 でも一応、解説本も買いました。リットミュージック ¥3,500円

中はオールカラーで見やすくなっています。

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5.ギター用 マルチエフェクター Roland(Boss)ME-80

 オールインワンタイプです。RolandにはGTシリーズもありますが、MEはコンパクトエフェクターを並べて一体化したようなデザインですので、直感的に「みたまんま」の操作で、ほぼ狙った通りの効果が得られるところが良い点です。

 下は数年前に買った、Bass用マルチのME-25です。ほとんどリミッターだけしか使いませんが。

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 以上の機材と、先日ご紹介したYAMAHAエレアコ APX-1000NT、その他は大昔に買ったGRECOのストラトモデル、ARIA PROⅡのBassを使用しています。

 

 以上、私の使用機材ラインアップでした。ではまた。

 

Chris Montan に関するちょっといい話

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 Chris Montanと言っても、知っている方は少ないでしょうね。ウエストコースト系のシンガーソングライターで、カーラ・ボノフアンドリュー・ゴールドのバック等でギターやキーボードを弾き、1980年に発売された 'Any Minutes Now'というアルバムが、唯一の作品。そこからシングル・カットされた、'Is This The Way Of Love’(邦題:トワイライト・アワーズ)が中ヒットしていました。Stephen Bishopとも通じる部分があり、私も当時「いい曲だな~」と思って聴いていました。

www.youtube.com

 残念ながら作品はこれだけで、その後の活動はまったく分からず、いわゆる「一発屋」として終わったアーティストだったのかな・・・と思っていました。

 ところが最近、驚いたことがありました。夏頃TVで放映されていたディズニーのアニメ「ズーラシア」を録画しておいたのですが、先日ようやく再生してみました。うん、面白かった・・・上戸彩のアフレコもかわいいし、ストーリーも良くできていてさすが・・・と思ってエンドロールを何気なく眺めていたところ、なんと、Music Producerのところに、Chris Montanの名前がありました。

 えっ、同姓同名かな?・・・と思って検索したところ、なんとあの本人が、90年代からディズニーアニメ専属の音楽監督をやっていたんですね。しかもTVや映画界でいろんな賞も取っているらしい。知らなかった~。

disney.wikia.com

 もう、いい年をしたおっさんですけれど、写真では良い顔をしています。どんな事情かは良くわかりませんが、過去に好きだったアーティストが、売れなくなってまったく別の仕事をしているのではなく、仕事として音楽に携わりヒット作に関わり続けているというのも、なんだかうれしいことですね。

ではまた。

 

元ジェファーソン・エアプレインのマーティ・バリンさんが亡くなっていたんですね・・・・

 今週のTVKビルボードTOP40を見ていたら、アナウンスがありました。9月27日(木)に76歳で亡くなられたとのこと。www.barks.jp

 マーティ・バリンさんは、1965年に結成されたアメリカ・サンフランシスコの伝説的なサイケデリック・ロックバンド、「ジェファーソン・エアプレイン」の創設メンバーにしてリードボーカル。"Somebody to Love"などが有名。脱退後の81年にはソロアルバムを出し、メロウなシングル曲"HEARTS"が全米8位を記録。その後エアプレインからメンバーチェンジしたジェファーソン・スターシップ(その後のスターシップ)に再加入し、こちらもメロウでソウルフルな”MIRACLES”や”With Your Love"などをヒットさせました。

 サイケデリック・ロックと言われたバンドから出た歌手にしては、とてもメロディを大切にして歌う人だったと思います。ファンでしたから、とても残念ですね。また一人、往年のPOPスターが亡くなってしまいました。

 写真はソロアルバムの”BALIN"。(LPレコードです)湯川れい子さんがライナーを書いています。

 

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 こちらは JEFERSON STARSIP ”RED OCTOPUS” の裏ジャケット。一番左がバリンさんです。もう一人のボーカル、グレース・スリックやギターのポール・カントナー、クレイグ・チャキーコ、フィドルのパパ・ジョン・クリーチも映っています。懐かしいね。当分はバリンとジェファーソンを聴く毎日かな。ご冥福を。f:id:kenro1601b1:20181006175710j:plain