★初老のソングライター:ケンローのオフィシャルBlogはここです

定年退職した元サラリーマンが日々の生活と音楽制作と格闘する記録です

今ちょっと、ショックで音楽から遠のいています

 もう前回の更新から1カ月たってしまいました。原因の一つは、仕事を始めたので、Blogに費やす時間が無くなったこと、もうひとつは、このところ音楽制作に対し、少し意欲が減退していることです。

 先日仕事で遠出した時、現地の駅近くの書店でこの本を見つけて買いました。

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 もう5年も前に発売されていた本だったのですが、タイトルに惹かれて読み、ちょっとしたショックを受けました。

 マキタさんは今どきのJ-POPについて、ヒット曲の仕組みを歌詞とメロディの両面から良く研究・分析しています。「なるほどそのとおりだな」と思うことばかりでしたが、一カ所だけ引っかかってしまいました。

 

 彼曰く、「音楽の世界は様々な形で進化しつくした結果、限界を迎えていて、これ以上の成長はない。もう本来の意味でのオリジナリティあふれる曲など生まれようがない」のだそうです。

 実は、先月まで参加していた社会人向け作曲家セミナーでも、現役の音楽プロデューサーの方が、同じ意味のことを言っていました。

 「今更新しいメロディなんて生まれないし、何を作ってもどこかで聴いたメロディになってしまう。売れるためにはメロディよりサウンドやアレンジで目新しいものを作って行くしかない」とのことでした。

 だからアメリカでも、従来型のエレキギターやドラム、ベース中心のロックは死滅寸前なんですかね。要するに音として大衆から飽きられている。ましてやメロディは昔の曲の焼き直しばかり。だから少し気持ちの良いフレーズがあったら、それをひたすら繰り返すだけの曲が全盛なんですかね。

 

 でも私は「それを言われちゃあ、おしまいだな」と思います。それは今現在、新しい曲を作ろうと努力しているすべての作曲家・コンポーザー・ソングライターたちをバカにしていやしないか?

 うーん、でも彼らのような専門家が言うのだから、その通りかもしれない。実際、最近の曲でいいと思うものは極めて少ない・・・自分は毎日古い曲ばかり聴いている。

 全米TOP40でも、KARDI Bはメロディが無いから嫌いだし、ランキング上位の曲も今一つ食い足りない。日本じゃ米津だのあいみょんだの売れてるみたいだけど、凡庸な曲にしか聞こえないし・・・リトグリなんてものすごくイミテーションっぽくて聴く気にならない。(それは自分が年老いたから、若者が理解できなくなっただけなんじゃないか?)

 

 そして例のセミナーで自分もデモ曲を作ってみたけど、「古臭い」の一言で、なんだか自分の曲をすべて否定されたみたいで、気持ちが萎えているのです。

 「売れる曲とは、統計的にこうできている。だからそれを真似れば売れるんだ」・・・そうなのかな・・・確かに自分が作った曲でも、いつの間にか「売れる言葉」を組み込んだものがありました。私は分析はしていなかったけど、知らず知らず、それを取り入れていたんですね。

 なんだか全然夢がないっていうか、音楽って単なる工業製品なのか・・・。

 しばらく立ち直れない気がしています。

 

では

 

audio-technica のAT2035を導入しました。

 一カ月以上、Blogの更新が滞ってしまいました。もし待っていた方がいたとしたら、大変申し訳ありませんでした。Blogに飽きたのではなく、音楽を辞めてしまったわけでもありません。これまでの間、前回書ました「社会人向けセミナー」の対応で忙しく、まったく時間がなかったのです。

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audio-technica コンデンサーマイクAT2035

 その社会人セミナーとは「今どきの職業作曲家とはどういう仕事か」を教えてくれるセミナーでした。作曲家になるのは無理ですが、興味があってつい野次馬根性で申し込んでしまいました。

  1月の半ばから通い始めたのですが、「若手歌手・グループ向けの曲を作る」ことを実際にやってみるという課題が出て、その対応のためひたすら音楽を作っていたのです。

 なにしろ締め切りがありますし、他の受講生もいる中でプロの講師(現役の音楽プロデューサー)から公開添削を3回受ける(=3曲作る)スケジュールになっており、とにかく言われた条件をクリアするようなテーマでちゃんとしたものを作る必要があり、その作業に没頭していました。一応添削の講義が終わったので、Blogを書く余裕が出てきたというわけです。

 

 それにしても、わずか2カ月足らずの短期間に3曲作るというのは(実際には仕事の都合があって結局2曲しか完成しなかったのですが)、提出できなかった曲も含めて4曲着手しましたので、なかなかヘビーな状況でした。

 セミナーは私のほかに才能のある若者ばかりが参加していて合計10名ほど。私が作る「音」は他の若者が作るものと根本的に違っていて、世代のギャップも感じました。

 私なりに精一杯作ったつもりでしたが、評価としては「一応一通りできるようだが、とにかくメロディが古臭い。昭和みたい」というもので、「やっぱりかー」と思いました。

 なにしろ私は日常、70年代から90年代にかけての曲ばかり聞いていますから。今どきの若いアーティストに向けての曲を作るなんて、到底無理ですね。HIP HOP以前の世代です。体に染みついているし。

 「流行作家になる」ためには、やはり現代の音をしっかりキャッチアップしていないとダメなんですね。このギャップは予想以上に大きいと感じました。

 

 自分はバンドをずっとやってきた人間なので(別に上手かったわけではありませんが)、どうしてもオケをバンドで考えてしまいます。しかし今どきのオケは、生バンドのシミュレーションではないんですね。ギターすら音源があれば打ち込みでできる時代です。ボーカル以外はすべてコンピュータなんですね。「何人編成のバンド」をつい意識してしまう。その感覚を無くさなくてはだめかもしれません。 

ボーカルマイクを新しくしました

 話は変わりますが、作業中、ボーカルの音が悪いことが気になって、急きょマイクロホンを導入することにしました。愛用のSHURE SM57LCも20年以上ですし、ひずみが多くなってきた気がしたので、この際だからとコンデンサーマイクを検討し、audio-technicaのAT2035を選定しました。

 

 1万数千円の安い機種ですが、同じシリーズのAT2020が評価が高く、当初それで行こうと思いましたが、マイクホルダーがショックマウントになっていること(別々に買うより割安)、-10dbのパッド(減衰)、80Hz12dbのローカットスイッチがついていることからこちらに決定しました。

  驚くほど高音質と言うわけではありませんが、プレーンでクリアです。ローカットが予想通り威力を発揮し、SHUREよりも低音が抑えられています。私は声のキーが低くこもりがちな音質なので、これは有利です。

 WEBの買い物サイトのレビューで、「AT2020は感度が良すぎて、家の外のノイズまで入ってしまう」という記述が多いようですが、これはやはり2035でパッドスイッチを入れて感度を落とすことで、解消します。

 全体の音質はSM57LCより広域寄りのフラットですっきりした音で、狙い通りのいい買い物でした。

 今後はこれをメインのマイクにしていこうと思います。

 

 セミナーで作った曲は、後日公開させていただきます。

 

ではまた

Accoustic Guitar 録音中です

 前回、Bass録音中のご報告をしましたが、一応まずまずのものが録れたので、今度はアコースティック・ギターエレアコ)の録音を開始しました。エレアコのライン直とマイク(SHURE SM57LC)の両方で、同時に録音しようと考えています。

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 ギターの録音が完成したら、その後はLogicで付属音源を使ってストリングス(バイオリンとチェロ)を打ち込み、間奏に「鳴きのエレキ」を入れ、最後に、今入れている仮歌・仮コーラスがあまりにも音痴なので録り直して、完成させようと思っています。

 ’Powerfull Smile’をお聞き頂いた奇特な方はご存知と思いますが、ハッキリ言って私は音痴ですね。自分では音程が合っているつもりで歌っているのですが、聞き返してみるとひどいです。そもそも声がこもって聞きづらいし。だから「シンガーソングライター」とは言えないのです。「シンガー」は無理だろう・・・。

 

 今、複数の社会人向けセミナーにほぼ毎週土曜日に通っていて、そこで時間のかかる宿題が出た関係であまり時間が取れないのですが、何とか3月いっぱいまでには完成させたいと思っています。

 

 もうすぐ誕生日が来て、61歳になります。この1年無職で特に今年は今のところまったく収入の当てがありません。貯金もだいぶ減ってきているので、焦燥感が募っています。そろそろ本格的に就職活動もやらないといけません。この年で1年もブランクのあるオヤジなんて、雇ってくれるところはあるのかな・・・。

 本当はこんなことして遊んでいる場合ではないんですが、でも今のうちにやらないと、もう「後で」ができない年齢ですし・・・。できるだけ無駄な時間を削減して頑張りたいと思います。

 

ではまた

【訃報】ジェイムス イングラムさん

 今後もエンタテインメント界のスターの訃報は続きます。(開き直って続けます)

 1980年代に活躍しグラミー賞も受賞した、シンガーソングライターのJames Ingramさんが亡くなられました。

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 この方は、名プロデューサーのクインシー・ジョーンズに見いだされた歌手で、清涼感のあるテンダーなボーカルスタイルが特徴。数々のデュエット曲で、絶妙のハーモニーも聞かせてくれましたし、クインシーとの共作で、数々の名曲も生み出しています。あの 'We Are The World' にも参加していました。

www.udiscovermusic.jp

 Just Onceとか、Somewhere Out Thereなんて、何度もリピートして聴いたなあ。安らぎと癒しを感じさせてくれる素晴らしい曲と歌声でした。

 マイケル・ジャクソンの「スリラー」に入っていた「PYT」に関しては、「何て新しい感覚の曲だろう」と思って、驚きとともに聴きこんだ記憶があります。

 

 最近のアメリカBilboardでは、こういうメロディアスな曲がすっかり廃れてしまったようで、本当に残念です。いったい何故なんでしょう? 完全にリスナーの世代や人種が変わってしまったんだと思いますが、こういう感覚はもはや不要な時代なのでしょうか? せわしないリズムとメロディの無いラップや、1フレーズの繰り返しの曲ばかり。もっと音楽性豊かな曲が、復活してくれないかな。

 

ではまた。

昨日のTVの「関ジャム」見ました?

 関ジャニ∞が毎週日曜にTV朝日系列で出演している「関ジャム完全燃SHOW」を毎週見ていますが、昨夜はとても興味深かったですね。

 今売れっ子の音楽プロデューサーさん達が、それぞれ昨年の年間ベスト10を発表していました。そのリストがこれ!

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(録画しておいたTV画面をデジカメで撮りました)

 私が知ってるアーティストなんて、ベテラン+海外ばかりでやっと10組くらい。大半が新人さんなんですかね。今まで聞いたことがない感性の曲ばかりです。

 歌詞・メロディ・コード進行・リズム・アレンジなど、すべての部分によく練られたアイデアがたくさん詰まっていて、どれも素晴らしい良い曲ばかりです。そしてVocalist も Playerも、それぞれとっても魅力的。ほんとにすごい。

 

 うすうす感づいてはいたけど、いま日本のPOPアーティストはものすごくレベルが上がっていてビックリです。やっぱりとっくに欧米を追い抜いていたんですね。これじゃ日本の若者が洋楽を聴かなくなるわけだ。

 こんなリストを見ると、年末のTVの「レコード大賞」とか「紅白歌合戦」とか、いったい何だったんだろうと思いますね。あれは歌番組の形をした「芸能事務所対抗アイドル品評会」でしかないように思います。いろんな意味で残念。

 こんなベストテンが毎週出て来るヒットチャート番組、やってくれないかなー。

 

ではまた。

BASS録音中です

 なんだか最近、ここは「アーティスト訃報ブログ」みたいになってますね。思い入れの強い人たちの訃報が続いたためついつい書き込んでしまいましたが、本来のソングライター活動もちゃんとやっています。ここ最近はデモ音源作りの一環で、BASSパートの録音に努めています。

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(ピック弾きがメインです)

 私が愛用しているBASSはAria ProⅡのものでして、30年近く前、東京・吉祥寺の「新星堂Rock inn」で中古で買ったものです(もうお店はないみたいです)。モデル名も良く判りません。

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 ヘビメタ系のシェイプですが、ヘッドやペグが小さいため重心が後ろにあり、ロングスケールなのにコンパクトで、ボディも薄めのため軽く持ちやすく弾きやすい。1ボリューム1トーンですがピックアップが2種類あって切り替えもでき、実は音色のバリエーションが豊富です。

 音色そのものは全体にあまりゴリゴリのヘビメタっぽくはない、むしろ軽快でPOPなサウンドという感じで、自分の志向には合ってるかな。

 ・・・というわけで、言ってみれば「見た目はちょっと不良っぽいけど、意外とネアカで堅実な家柄の生まれ」みたいな感じで気に入っています。フレット音痴でもないし、今のところ特に買い換える必要性も感じず(お金の余裕もないし)、ずっと使っています。

 以前、楽器(パート)を録音する順番を書きまして、BASSは10分の5番目に録音することが多いのですが、BASSが入ると途端にリズムが締まるので、アレンジに芯ができますね。すると、それまでの印象が結構変わってしまい、曲の進行を一からやり直したくなります。それで時間がどんどん過ぎて行きます。

 まぁその堂々巡りが楽しいんですけどね・・・。でも過去に、ひどい時は1曲に1年以上かけたこともありまして、今はそんなことをやっているとボケ老人になってしまうので、早く完成させなければいけません。

 ひきつづき頑張って参ります。

 

ではまた。

 

 

今度は、歌手・声優の天地総子さんが亡くなられました( 東映動画とアニメーションの「動き」について)

 先日、藤田淑子さんの訃報を聴いたばかりですが、今度はCMソングの女王として、声優として有名だった天地総子さんが亡くなられたそうです。平成と言う時代は、つくづく「昭和」が終わってゆく時代なんだなあ・・・と思いますね。享年78歳だそうで、本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします。

 初めて天地さんの歌声を聴いたのは、TBSラジオで聴いた「子供電話相談室」のテーマ曲でした。兄が応募した相談が取り上げられ放送されるとのことで、家で聴いていました。

 私にとって印象深い天地さんの出演作は、やはり藤田淑子さん同様、東映動画の「どうぶつ宝島」のヒロイン、キャシーの声です。

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東映動画のサイトから転載です)

 左がキャシー。右は主人公の男の子・ジム:声は松島みのりさん。当時の女性声優で1・2を争う二人の、2度とない夢のような奇跡の競演でした。

 お二人は確か同年代だったと思いますが、松島さんにはまだまだ長生きしていただきたいものです。

 東映動画とアニメーションの「動き」について

 さて、どうぶつ宝島は1971年の作品です。当時私は中学1年生。実家の近くにあった東京新宿・神楽坂の「武蔵野館」という映画館に見に行きました。小学生以下が子供料金、中学生以上が大人料金で400円くらいだったかな。飯田橋名画座「佳作座」が120円くらいでしたから、そんなもんでしょう。(ラーメン一杯60円とか80円とかの時代です)

 私は窓口で「大人1枚」と言うとチケット販売の女性(おばさん)から、「いいんですか?漫画ですよ?」と聞かれましたが、私は「いいんです!」と言って入場券を買って入場しました(老け顔だったのかな)。入れ替えなしだったので、朝から夕方まで3回も見て、更に翌週も行き、都合6回もスクリーンで見てしまいました。

 詳しい内容はレーザーディスクの解説に譲りますが、東映動画20周年記念と銘打ち、宮崎駿さんが中心になって企画や原画に参加し、作画監督が森 康二さん。主人公以外の声優陣もしっかりした力量の方ばかりで、良いものができないはずがない布陣です。

 これは、東映動画オリジナル長編漫画映画の集大成と言っていい、本当に素晴らしい作品だと思います。特筆すべきはアニメーション=動画としてのキャラクターの「動き」です。かなり頑張ってフルアニメーションに近い動きを出しています。 

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 フル・アニメーションとは、フィルムの1秒間を24コマで撮るということ。これは通常の実写の映画と同じコマ数で、動きがとても滑らかになります(ディズニーの昔のアニメーションはすべてこれです)。ところが手塚治虫さんの虫プロ鉄腕アトムを毎週放送するにあたり、1秒間を17コマ程度に間引きするリミテッド・アニメを発明してしまいました。

 更に、さいとうたかおさんの「ゴルゴ13」のTVアニメ化の際、絵が一切動かずカメラワークだけで動いているように見せた「紙芝居」手法が開発されるに至り、今日放送されるアニメはほとんどがこのリミテッド+紙芝居という、動きの少ない手法で作られるようになってしまいました。

 その方向性に、正に大きく舵を切ったのは、私は「宇宙戦艦ヤマト」の劇場版第1作(1977年)ではないかと考えています。あれがヒットしたおかげで、「あの程度の動きでも許容される」という暗黙の認知が確立したものと思います。

 私は当時大学生で、有楽町まで見に行きましたが、海底に沈んでいたヤマトが泥の中から浮かび上がり、反転浮上して行くシーンを見て、そのあまりの動きの悪さに幻滅してしまい、それ以降アニメから遠ざかることになりました。私にはこの体験と記憶があるので、これ以降の日本のアニメーションがどうも水準の低いものに感じられてしまいます。

 ですから、私にとってはガンダムエヴァも、ファンの方には本当に申し訳ないのですが、見るに耐えうるものではありません。

 

 私を再び劇場アニメーションの世界へ引き戻してくれたのは、「風の谷のナウシカ」=宮崎駿さんでした。冒頭のオームの動き一発でやられましたね。「(東映動画の経験のある)宮崎さんだけは、こういうことをちゃんとやってくれる!」うれしかったです。

 

 だいぶ話が飛んでしまいましたね。ではまた。